超久々の読書日記

20160719_200020気づいたらここで書いている読書日記がずっとストップしていたんですね。

しかし、読んでいなかったわけじゃないんです。左写真はキンドルでの読書履歴ですが、ここ最近はずっとキンドルメインで本を読んでいて、寝る前に文庫本を読む時間はあまりありませんでした。旅行先で読書に耽ったりして、その時はかならずキンドルで読んでいたんですよね。

で、これを見るとわかると思うのですが、最近私は、テレビドラマ化された「藤堂比奈子シリーズ」を読破していました。

ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 公式ホームページ

タイムリーすぎてびっくりしましたね。私、このシリーズがドラマ化されるなんて、思ってもみなかったんです。勿論ドラマも見始めていますが、今出ている藤堂比奈子シリーズは全て読み終えていました。第5弾までかな?出ていて、まだ実は続きがありそうなんです。ですから、まだ完結していないこのシリーズをドラマ化するなんて、一体どこを終わりにするつもりなんだろう、と思います。

因みに、第5弾まで読破したのですから、当然私には面白い作品だったということです。等身大の刑事である藤堂比奈子にはとても共感がもてますし、起こる猟奇殺人事件は全てえぐいものばかりですが、それでも説得力があり、実際に起きたかのような臨場感がありました。

勿論、ドラマとは設定が随分違うな、という違和感が、ドラマのほうにあります。通称「死神女史」の私のイメージは、ガリガリで不健康そうな60歳くらいの女性なのですが、この役を演じているのが、原田美枝子さんです。原田さんには不健康そうなイメージはありませんよね。だから、現在原田さんが演じる死神女史が、今後どのような設定で登場していくのか、興味はあります。

事件のキーパーソンになる天才精神分析医には、林遣都さんが扮しています。林さんには、原田さんほどの違和感がありませんが、うん、ちょっとズレているかな。それは、東海林という刑事を演じているジャニーズの横山君にもいえます。元々の東海林という刑事の設定は、もう少しアホっぽくてチャラい感じなのですが、ここでは一切笑わない、我流捜査の一匹狼的になっています。これこそ、大きな違和感ですね。

で、主役の藤堂比奈子には、最近の人気女優、波瑠さんが抜擢されましたね。第一印象を見て、藤堂比奈子のキャラに合っているような気がしました。主役がいいのであれば、全体的にいいドラマになりそうですね。

というわけで・・・読書感想というよりは、ドラマの話になってしまいましたが・・・最近はキンドルでもっぱらこのシリーズを読んで楽しんでいました、ということですね。

20160719_200054今寝ながら読んでいる本が、鳴海章さんの著書「冬の狙撃手」です。

随分前に買ったのに全然読んでいなかったのは、最近本当に布団に入るとすぐ寝てしまっていたからです。それに、仕事が忙しくて、全体的に読書時間が減ってしまっていたっていうのもありますね。この本は、確か「狙撃手」というキーワードだけで、もう買いましょう、ってなったやつだと思います。本のタイトルが「狙撃手」だったら、間違いなくこれはサスペンスでしょう。だから、楽しみにして読み始めたのですが・・・まだ10ページくらいしか進んでいない!!相変わらず最近はすぐ眠りに落ちてしまうんですよね。読書するゆとりのない生活・・・困ってしまいます。私は完全に、働きすぎです(^^;

 

 

20160719_200037次に読む本も次々に買っているんですよ。右の「凶悪」は、これも映画化されていましたね。今日見ました。っていうか、映画化されているなんて、全然知りませんでした。ですから、映画を先に見て、あとでこちらの本を読むことになりますね。いつもと順序が逆です。

因みに映画「凶悪」は、山田孝之さん主演です。

凶悪

五十嵐貴久さんの「リカ」も、何だか怖そう・・・この人の作品を買ったのは久々ですね。さて、いつ読むことになるのでしょうね・・・?まぁ、必ず読みますよ。何しろ根っからの本の虫ですから。

もう少し沢山読書に時間を取れるよう、日々の時間のコントロールをしていこうと思います。

「止まった時計」購入

20150324_220409私が珍しく購入した、自伝です。

オウム真理教教祖の松本智津夫死刑囚の3女、「アーチャリー」の名前で呼ばれていた、松本麗華さんの著書「止まった時計」です。

オウム事件を知らない世代がどんどん増えてきていますね。私は、この事件はよく覚えているんです。東京にも数箇所オウムの道場があって、私はそのかなり大きな道場の近くに住んでいました。スーパーにはオウム信者が買い物に来ているのも見ました。またそれだけではなく、私は青山総本部があった場所に、母らとドライブにも行った(^^;) 地下鉄サリン事件には友達が巻き込まれていた可能性があり、電話で連絡を取ってみたりして本当に心配しましたが、幸い丸の内線を使っている友人は無事で・・・どれだけホっとしたことか。あの事件の被害者数は6,000人、その中に私の知り合いが一人でも含まれていてもおかしくなかったのです。

テレビでは初めて人が殺されるところを見ました。私は青山総本部からの生中継を見ていて、村井秀夫幹部が刺殺されたのです。あの映像を見ていたとき、最初は何が起こったのかわかりませんでした。でも、殺人事件が起きたと知って、本当にびっくりでした。後にも先にも殺害現場を生で(テレビを介してではありますが)見たのはあれだけだったので、もしあの画像が全く乱れていなくて殺害の一部始終をうっかり見ていたら、PTSDになっていたかもしれませんね。殺人事件を目撃した人にPTSDは多く見られる症状です。

とまぁ、私のオウムの思い出話は尽きませんが・・・あの事件が社会現象にまでなり、私は元教団幹部が書いた本などを片っ端から読みました。教団広報部長であった上祐氏の本も読みましたし、松本智津夫死刑囚の四女、松本聡香さんの著書も読みました。その中で、何故今まじめに生きる彼らが、あんな事件を起こしてしまったんだろう、何故松本家の人たちに不幸な境遇が待っていたのだろうかと、何度も考えました。

アーチャリーは、教祖から最も寵愛を受けていた子供です。私は事件が起きた当時、太った少女がテレビに映るたびに「この子はろくな子じゃないだろうな」と思ったものです。だって、教団という場所しか知らないわけだし、小さい頃からちやほやされていたら、我侭な子になるのが当然ってものでしょう。しかし、教団の起こした事件により、松本家はバラバラになりました。

今年でオウムが起こした地下鉄サリン事件から丸20年、その節目の年に、教団内で最も目立っていた子供、アーチャリーこと松本麗華さんがその半生を綴ったことを知り、読まなくてはと思いました。その前に四女の本も読んでいましたが、現在三女と四女では意見が対立していて、疎遠になっているようです。

私は麗華さんも聡香さんも、松本智津夫の娘というだけで、相当辛い人生を送ってきたんだろうなぁと思いました。彼らが事件を起こしたわけではないのに、加害者の家族というのは常に加害者という目線で見られてしまいます。けど、彼らには彼らの人生があっていいと私は思うし、事件に向き合って生きていれば、それ以外はどんな夢でもかなえる権利があると思います。三女麗華さんはインタビューにも答えていましたが、自分の中で事件を消化しきれていないようでした。そして、聡香さんとも真っ向から対立している。

私は聡香さんの著書を読んだのなら、麗華さんの著書も読まないと、松本家の子どもたちを平等に見られないのではないかと思いました。それが、本を購入した理由でしょうかね・・・そして、私は特に被害者遺族ではないので、客観的にあの事件を見てみたいと思います。

今はまた例によって冒険サスペンスを読んでいるところです。それが終わったら、多分すぐに麗華さんの著書を読むことになると思います。なかなか楽しみです。

「捜査一課係長 柳原明日香」 読破

 

IMAG5792 黒崎視音さんの著書「捜査一課係長 柳原明日香」を読み終えました。最初、忙しさもあって本を読み始めるとすぐに眠くなって・・・全然進まなかったんです。でも、この本はそんなに分厚くない。一度ハマって読んでしまえば、あとは一気に読み進みました。警察小説にはあまり心理捜査官の話はないのですが、ここでは首を切断された警察官が被害者であり、その犯人像をプロファイリングする心理捜査官が大活躍しました。そして、そのプロファイラ―が登場してから、一気に事件が展開して、あっという間にラストまで行ったような感じです。スピーディーな印象でした。この手の心理モノなら、この倍くらい膨らませても面白かったのではないかと思います。折角プロファイラ―が登場して、そのプロファイラ―がもっと思考錯誤する場面があってもよかったと思うんです。しかし、そのプロファイラ―、吉村爽子っていうのですが、彼女の最初からの読みはみじんもずれてなく、的確すぎたような気がします。もっともっと読んでいたかっただけに、あまりにあっけなく読み終えたのが残念です。

 

IMAG5794そして、次に私が選んだ本は、笹本稜平氏の「偽りの血」です。笹本作品は大好きで、折角買った1冊をずっと取っておいたんです。そろそろ温存していたこの本を読んでもいいかな?と思いました。「越境捜査」シリーズはとても楽しかったので、これにも期待しています。でも、それとは別に、昨日は個人的には番外編みたいな形で、キンドルでちょとだけ違ったものを読んでみることにしました。

 

 

 

 

 

IMAG5799コレ、週刊文春が、キンドル向けに100円程度で販売していたものです。佐村河内守事件・・・まぁ実際に刑事事件が起きたわけではないけど(^^;)いっときこの報道が過熱していましたよね~~~、私もその報道に翻弄されながら、記事を片っ端から読んでいましたよ( ̄∇ ̄;)=З 私には絶対音感があり、譜面が読めます。昔チェロをやっていたので・・・だからこそ、この事件は実に不可解なんです。18年間も、全ろうでも絶対音感があるわけでもない人が、何故世間を欺き続けることができたのか・・・?私なら最初から胡散臭いと思っていたと思うんですよね。どんな巧みな技で自分のキャラを築き上げたかについては興味があります。そして勿論、新垣氏についても、具体的にどのような18年間を過ごしたのかが気になるんで、これも引き続き読んでいきたいと思います。