堂場瞬一さんの著書「逸脱 捜査一課・澤村慶司」が読み終わりました。
捜査一課の一匹狼的存在の刑事、澤村慶司が、連続殺人犯を相手に走り続けるハードボイルド小説です。犯人は連続殺人を、それぞれ絞殺や銃殺など、違った殺害方法で成し遂げ、最後に首にナイフを突き刺す、という特徴を残していました。ハタから見れば別々の殺人事件、だけど、犯人はわざと連続殺人だという痕跡を残している・・・。そう、確かにシリアルキラーには一定の法則があり、自分のこだわった殺害方法を選ぶわけですが、この殺人犯の場合、全て違う殺害方法というのが究極のこだわりだったようです。そんなことが、プロファイリング的にはあり得るのか!?快楽殺人犯なら、それはないでしょう。だから少なくとも、この殺害には明確なが感じられます。
そして犯人は捕まるのですが、エンディングがいまいちって印象でした。意外にあっけなく捕まったように思うし、その後の取り調べも単純なエピローグになっていて、最後まで詰め切っていないような感じが残念でした。全体としては、かなり澤村という刑事の感情面が表に出過ぎていて、そこもあんまり好きではなかったですけど、エンタメ作品としてはかなりいいのではないかと思います。このシリーズは、また読んでもいいかなと思います。
そして、次に私が選んだのは、こちらです。
永瀬準介氏の著書「刑事の骨」
以前永瀬氏の作品では、昭和最大のミステリーとされている3億円強奪事件をオマージュした作品を読んだことがあります。恐らく永瀬作品は、それ以来かな?こちらも強烈なメッセージ性がありそうな感じですが、まずは読んでみようと思います。
全然関係ないのですが、私はドラマでも刑事モノばかり見ます。
一番最近観たのから遡っていくと、
トクボウ 警察庁特殊防犯課 伊原剛志 主演
ダブル・ミーニング Yes or No? 北野きい 主演
ビター・ブラッド 渡部篤郎 佐藤健 主演
S -最後の警官- 向井理 綾野剛 主演
戦力外捜査官 武井咲 主演
緊急取調室 天海祐希 主演
隠蔽捜査 杉本哲太 古田新太 主演
まぁ今年だけでこの倍のドラマは見ています。その中で、わりと気に入ったのが「緊急取調室」「トクボウ」「S-最後の警官-」などです。「S」に関しては、主役の向井君の正義感ぶった役柄は大嫌いですが、対局にいた主役、綾野剛演じる曽我伊織という役にはハマりました。真のスナイパーは彼!って感じで、暫く綾野君の作品を追いかけたくらいです。
大コケしたのは、「戦力外捜査官」でした。あれは、作りが全部ザツ!!主演の子も頼りないし、構成も最悪だし、予告もいい加減。あれでよくドラマとして成立したもんだと呆れるばかりでした。
ビター・ブラッドは一番最近観たドラマで、コミカルな渡部さんは最高にキュートです。私は大人の男性・女性が好きなので、やっぱ「緊急取調室」「隠ぺい捜査」なんかが好きですね~~~、これからも、警察小説同様に、刑事ドラマも追いかけ続けたいと思います。
以上♪