「殺人予告」読破

IMAG7843安東能明氏の著書「殺人予告」が読み終わりました。

これ、読んだことがあるのではないかと思っていた作品でしたが、読んでみてすぐ、読んだことのない作品だとわかってホっとしました。これは、警察も登場するのですが、新聞社が事件を追う形の物語です。殺人衝動を抑えられなくて、かつて麻薬取締法違反か何かで捕まった時に「自分を死刑にしてください」と頼んだ男が出所。そして、馴染みの新聞記者に「自分はまた人を殺してしまいそうだ」と電話をかけてきます。結果的にその男は警察官を殺し、後に自らも麻薬中毒で死亡しました。その事件にあまりに不審な点が多く、某新聞社のチームが調査に乗り出しました。最終的には事件は無事に解決しましたが、私としては、刑事を追うジャーナリストを見つめていても、大した感情は湧きおこらなかったです。

殺人絡みの事件って、警察官が追うほうが断然面白いというのが私の意見です。警察組織そのものに興味があるし、実際の捜査の流れを刑事の視点から見るほうがリアルに感じられます。私はジャーナリストという設定にはあまり感化されない人なのだと気付きました。だから正直言って私にはあまり面白い本ではありませんが、推理小説初心者の方なら読みやすいのではないかと思います。

私はやはり、本格的な警察小説が好き。ということで、次に読む本として選んだのは、コチラです。

IMAG7842堂場瞬一氏の「逸脱 捜査一課・澤村慶司」

タイトルに「捜査一課」の文字が入っていれば、警察小説であることは間違いありません。それにこのシリーズは前から興味を持っていたヤツです。こちらは、昨晩ちょっと読み始めたのですが、最初の2,3ページで寝てしまい、内容は覚えていません。今晩また読みなおしです。

これはかなり期待できるのではないかと思い、楽しみにしています。

「検証捜査」到着

IMAG7829 今日また本が届いていました。あ、そうだ。私は今回一度に3冊の本を注文したのでした。

今日届いたのは、堂場瞬一さんの著書「検証捜査」です。これは、昨日届いた「逸脱」とはまた違ったシリーズみたいです。最初、捜査一課・澤村慶司シリーズをまとめて2冊買おうと思ったんです。しかし、万が一外れシリーズだったらイヤだな、と思ったので、シリーズで買いこむのはやめました。ただ堂場さんの作品が面白いのはわかっているので、また別のシリーズのものを呼んでみようかな、という気持ちはあったんです。こちらは、元警視庁捜査一課の刑事のお話みたいです。「なんとか捜査」的なタイトルのものは今までにも何度か読んだことがありました。笹本稜平氏も多分その手のシリーズを出していると思いますし、今野敏さんの人気シリーズ「隠蔽捜査」はドラマ化もされました。だから、ひょっとしたら読んだことあるかも、とちょっと今も不安です。まぁ様子を見て読んでいきたいと思います。

いずれにしても、堂場さんの本なら間違いないでしょう。これでまた本のストックが増えた!これらの本を読破するの、今から楽しみにしています。

「刑事の骨」「逸脱」到着

IMAG7818 本日、2冊の本が到着しました。

まず、堂場瞬一さんの著書「逸脱 捜査一課・澤村慶司

堂場さんの著書には「捜査一課・澤村慶司」シリーズがあるようですが、私は今までその存在を知らなかったです。しかし、あらすじを読んでみたら、何だか面白そう。捜査一課の刑事でシリーズものがあるのなら、是非読んでみたいと思うわけです。以前、全く違う著者のシリーズものの本を読んだことがありましたが、あれは難しかった。公安外事の話で、あまりに複雑で私の知能では読み解くことがほぼ不可能だったのです(^^;)いや、不可能というより、難しすぎて眠くなり、折角の楽しい読書タイムが楽しくなくなっていたんですよね。堂場さんの本は以前にも何冊か読んだことがあり、多分これも読めるのではないかと期待しています。

そしてもう一冊は、永瀬準介氏の「刑事の骨

永瀬さんの著書で印象的だったのは、長編小説の「閃光」です。

これは、昭和の犯罪史最大のミステリーとも言われる3億円事件のフィクションですが、まるで事件をありのままに語っているような凄みがあり、びっくりしました。そして実際に、発表されている事実や、一番よく言われている仮説とぴったり重なりあうところが多かったんですよね。そんな真に迫る小説を書く方の本ならば、間違いはないのではないかと思いました。

いずれにしても、今から読むのが楽しみですね♪

「殺人ライセンス」読破

IMAG7741今野敏氏の著書「殺人ライセンス」を昨晩読破しました。

この小説の初版は2002年で、最近出版されたものは、内容を改訂しているものです。そうでないと、ネット関連の出来事はどんどん古くなっていきますからね。この小説のポイントは、オンラインゲームの「殺人ライセンス」というもの。この描き方や、ネットに携わる人たちの描写を多少変えないと、内容が古臭いままになってしまいます。最近の内容に改訂されていたから、違和感なく読むことができたし、今野氏の作品にしては、内容が易しかったです。それはそれで、凄くよかった。この小説なら、推理小説マニアじゃなくても読めるんじゃないかって思いました。私の好きな「隠蔽捜査」や、ロシアのテロリストを題材にしたシリーズよりも読み応えという点では足りなかったです。しかし、今野ワールドを堪能できたことには満足しています。

さて、次に読む本は、二者択一で、2冊の在庫から選ばなくてはなりませんでした。もうそんなに読んでしまったか!また新しい本を追加購入しておかないと・・・で、結局選んだのが、コチラです。

 

 

IMAG7740安東能明氏の小説「殺人予告」です。

これ、多分だいぶ前に買ったのだと思いますが、読むのをためらっていました。前に読んだことがあるかも?というのがあったからです。これから起こり得る事件について扱った本ってのは、前にも読んだことがありましたが、これだったのかどうか、帯を読んでも思い出せないのです。でも、一応やはり、読んでみないと・・・。

楽しみにしています♪

「蟻の階段」読破、そして・・・

IMAG7704 麻見和史氏の著書「蟻の階段 警視庁殺人分析班」を読み終えました。

これは面白かった!元から読んだことのあるシリーズだったから、登場人物も知っていたし、どういう流れかというのもすんなり理解できたので、入り込みやすかったです。強いていえば、犯人の動機が弱かった気がする。ある殺人事件の犯人として服役していた男が22年ぶりに出所、すぐに二人の男を殺し、そこに「ヴァニタス画」の装飾を施しているのですが、このヴァニタス画が事件の手掛かりになります。犯人が何故ヴァニタス画を模した事件現場を演出したのか、その説得力にじゃっかん欠けていたという印象です。それに、犯人の素姓を見ても、そこまで現場を演出するようなキャラクターには見えませんでした。結果的に、ヴァニタス画をひも解くことで事件は解決の方向に向かったわけですが・・・特殊な殺人犯にしては、キャラが弱いような気がしました。それはちょっと私の中では減点対象にはなるけど、あとは捜査班の人物像が強すぎず薄すぎず適度に描かれており、全体的には読んで満足できる作品でした。

それで、次に私が選んだ本は、笹本稜平氏の本なんです。けど・・・

IMAG7703「駐在刑事」 この本は、読んだことがないと記憶していました。それに、あらすじを読んでみると、長編小説に見えたし、短編嫌いな私だから、長編小説でOKでしょう、と思って購入することにしました。それで最初から読んでいたのですが・・・最初の事件がすぐに解決してしまった・・・・んです。あれ!?と思いました。しかし、どうやら、警視庁捜査一課の刑事が奥多摩の駐在所に左遷になり、警視庁時代の失態からどう彼が人生を克服していくのかが描かれている、という点で1つの物語にはなっているのですが、その中で複数の事件が起きているみたいなんです。関連性のない複数の事件がね。ならばそれは、私が考えるところの「短編小説」なのです。

以前、東野圭吾の「加賀恭一郎シリーズ」で、似たようなことがありました。もっとも、あの当時はさほど短編に抵抗がなかったので、全部読んだのですが。

主人公は、あくまで加賀恭一郎という人物で、彼が複数の事件を解決していく、という内容のものでした。完全に、短編小説です。それと同じような構成が、ちょっと気に入らなかった。勿論難しくて読めない本ではないのですが、私は読むのをやめることにしたんです。

それで、改めて選んだ1冊が、こちらです。

IMAG7707今野敏さんの「殺人ライセンス」

これは大丈夫でしょう。私は滅多なことで、読む本をミスったりはしません。これは最後の1ページまでストーリーが変わらない、長編小説のはずです。

ただ、これを読み始めた時、もうかなり睡魔が回ってきていたので、4ページくらいしか読めなかったんです。今晩から本格的に読むことになりますが、こちらはかなり期待しています。今野さんの本、そういえば今キンドルで読んでいるのもそうだ。

楽しみにしています。