「冬の狙撃手」購入

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久しぶりに本を購入。鳴海章さんの著書「冬の狙撃手」です。

最近は本を買っていなかったなぁと思い、1冊だけ買ってみることにしたんです。まぁ、すぐにまた大量に本を注文すると思いますが・・・・いかにも私が好きそうなタイトルだったのが、購入理由かな。「狙撃手」って、私の中では凄くカッコイイ響きです。勿論、内容が面白くなければ意味がないのですが、イントロダクションを読む限り、この本は読みこなせそうだなぁと思いました。たまに私が読みこなせない、スンゴク複雑な公安モノとかありますので、そうでないように注意しないといけません。

鳴海章さんという作家さんは、恐らく初めてです。ですからどのような文章を書く人なのかさっぱりわかりませんが、チャレンジしがいはありそうです。いずれゆっくり読もうと思います。

「黒い羽」読破

20160220_194153誉田哲也さんの著書「黒い羽」を読み終えました。

物語は、ある女性の背中にある黒い斑点の治療というところから始まります。彼女はその斑点にずっと悩まされて生きてきました。患部は痒く、我慢しても夜中に掻き毟ってしまい、状態はもっと悪くなってしまう。その斑点が日に日に大きくなっているようで、だけどどこにもその治療法がありません。そこで、ある医師との出会いから、遺伝子治療というものを受けてみる気になりました。会社を休んで、東京から離れて生活することになるのですが、患者を乗せた車が事故で横転し、いきなり大変なことになります。

そこから生き残った主人公を含む数人は歩いて治療センターにたどり着くのですが、驚くことに、そこには人の死体が!しかも、どうやらセンター内にいる全員が内臓を抉り取られて死んでいるようでした。誰がこんなことをしたのか?そもそも、この施設は一体どういうところなのか!?

読んでいるうちにすっと引き込まれていき、途中から本当に読まずにはいられない気分になりました。けど、最後の殺人者が黒い斑点が全身に蔓延した男であったこと、その斑点は、実は病気でも何でもなく、ただ人間が進化した結果そうなっただけなのではないか?という結論、ここら辺には、ちょっとモヤっとしました。どうせなら、もっと医学的アプローチをしてほしかったけど、最終的にはそのアプローチが中途半端になっているような気がしたんです。そして最後は斑点を持つ者同士で田舎に移住してペンションを経営するというオチがまたありきたりすぎて、それも好きにはなれませんでした。

全体がいい感じだったのをラストで打ち砕かれるということはよくあります。これも、そんな小説だったなぁと思います。

 

20160220_194212さて、次に私が読むことにしたのは、笹本稜平氏の著書「太平洋の薔薇」です。久々に冒険小説に戻ってきたような気がしますが、今回は上下巻になっている、物凄く長いストーリーです。最初の1ページくらいは読んだ気がするのですが、眠気眼で読んだので、全く内容は頭に入っていません。これから読んでいくのを楽しみにしています。

「リミット」読破

20160131_211319五十嵐貴久氏の著書「リミット」を読み終えました。

感想は・・・全然面白くなかった(^^;) 何かねぇ・・・展開があまりに単純なんです。大どんでん返しとか、そういうものがなかった。この物語では、売れっ子芸人の深夜ラジオ番組の最中に自殺をほのめかすメールが来たことから全てが始まっていきます。不快なメールを受け取った芸人は、ナントラジオでそのことを堂々と取り上げ、挙句の果てには視聴者をラジオ局に集めて自殺志願者を一斉捜索しだします。結果的に、色んな情報が集まった結果をもとに捜査をした警察官がその自殺志願者を見つけるのですが、それまでには既にラジオ局はパニック状態です。そして、結局女性の自殺志願者だったのですが、彼女が自殺しようとした理由も、まぁ大変な事情があって自殺に及ぼうとしたわけですが、あまり意外性がある風には思えませんでした。

この本は、途中で最後まで読むのをやめようと思ったんです。けど、もしかしたら結末は意外性があって面白いのかも、と希望をつないで、何とか読んだんです。けど、思ったほど何も起きなくて、結局何故この1冊に時間を費やしてしまったのか、意味がわからなかった。五十嵐さん、もっと優秀な作品を書く人なのに、残念です。

20160131_211330次に私が読もうとしているのは、「ストロベリーナイト」でドラマでも人気の誉田哲也さんの著書「黒い羽」です。誉田さんの本は過去に数冊読んだことがあり、さほど期待はずれに終わったことはなかったはずです。今回も面白い物語を信じて読もうと思います。