「アンダー・カバー」など一気に4冊購入!

3日前に2冊の本がまとめて届きました。左が蓮見恭子氏の著書「アンフェイスフル」、右が真保裕一氏の著書「アンダーカバー・秘密調査」です。蓮見氏の著書は、先日もう1冊同じシリーズのものを取り寄せていますが、実際に蓮見氏の著書を読んだことはないので、いきなり2冊も買って大丈夫かな?というのはあります。その点、真保裕一氏については安心です。昔から読んできた作家さんなので、これは間違いなく楽しんで読むことができるでしょう。

こちらが2日前に届いた2冊。左が東野圭吾氏の著書「夢幻花」、右が笹本稜平氏の「突破口」です。私が人気作家である東野さんの本を読むのは最近では珍しいことですね。だって、中古でも彼の本はけっこうお高いんです。ただ、私が推理小説を読み始めたきっかけは、多分東野さんの「白夜行」が面白かったからだったんですよ。それで東野ミステリーを読破し、そのうち別の作家さんの推理モノも読むようになり、今に至るという感じですかね。因みに「白夜行」を読んだのは、もう15年も前のことです。久々の東野作品、かなり楽しみにしています。

笹本さんの本は、最近の私の中では定番中の定番です。マネーロンダリングがらみという、私にはちょっと難易度の高そうな事件絡みのサスペンスですが、これも面白いと思います。

全部タイに持っていく予定です。

「ブルー・ゴールド」読破

真保裕一氏の著書「ブルー・ゴールド」を読み終えました。

驚いたのですが、私この本を2012年に取り寄せていました。もう5年前です。本を整理するまでずっとこの本の存在を忘れていたのですが、でも元々真保さんのファンだったので、楽しく読むことができました。

「ブルー・ゴールド」というのは、「水」という資源のことです。「ブルー」が水で、ゴールドが「お金」の意味ですので、まさに水という資源を巡る企業同士の腹の探り合いを描いたサスペンスです。経済に詳しくなく、その辺のことをあらすじとしてまとめるのが苦手なので割愛しますが、企業が水を巡って凌ぎを削るというのは非常に理解できることでした。普段はあまり意識していませんが、特に日本の水は質がよく、徹底的に浄化されているため飲み水として私たちは問題なく水道水を飲むことができる。また水は人々の生活の要でもあり、スーパーに行けば何種類ものブランド水が売られています。ですから、豊富な水源のある都市はそこに工場を誘致して豊かになることが可能だし、水をビジネスとして成功させれば巨万の富を得ることができるのです。

そして、水という資源をめぐり、人々がバトルを繰り広げる。その有様を見ていると、ここで起こっていることは現実にあったのではないか?と思います。企業が大きなビジネスを動かすときには、必ずしも正攻法で行くとは限らない。そこには様々な思惑が絡み合い、この物語では、ある会社の経営者をビジネスで落としいれようと画策する謎の勢力が描かれています。きっと水源の利権を奪い合うのは、政治的な要素が大きい。そういう意味で、ビジネスと政治は全く同じものだな、とも思いました。とても読み応えがあり、私みたいに経済に未熟な人間でも読むことができました。

さて、次に私が選んだのは、笹本稜平氏の著書「漏洩」です。これは以前にも読んだことがあった「素行調査官」シリーズで、早速少しずつ読み始めています。誰が何のために機密漏えいをしたのか!?その真相に迫っていく過程がまた興味深く、今晩も楽しんで読んでいこうと思います。

「漏洩」など2冊購入

昨日まとめて届いたのがこちらの2冊の本です。左が蓮見恭子氏の著書「イントゥルージョン」、右が笹本稜平氏の「漏洩」です。

蓮見恭子さんというのは私にとっては初めての作家さんです。「国際捜査」関連の小説を探していて見つけたのが、この人の作品です。これは、国際犯罪捜査官・蛭川タニアという女性警察官のシリーズモノらしく、シリーズのもう1冊も取り寄せている最中です。国際犯罪やら公安がらみだと、どうしても内容が難しくなりがちで、私も何度か難しすぎて読むのを諦めたことがありました。このシリーズがそうではなく、私にも読みこなせるものであることを祈っています。笹本稜平氏の「漏洩」は、素行調査官シリーズで前にもこのシリーズのものを数冊読んだことがあります。ですから、内容が面白いのは確実です。

これらも読むのは先になりそうですね。タイでのゆっくりした生活で楽しみたいと思います。

「天空への回廊」など4冊購入

本を4冊同時購入です。左から、仙川環氏の「極卵」、笹本稜平氏の「天空への回廊」、そして知念実希人ちょ「時限病棟」と「仮面病棟」です。4冊同時購入は私にしてみるとかなり太っ腹といったところなのですが、まぁ2冊まとめて1,000円ですからね(^^;)

仙川環さんは私の大好きな医療ミステリー系の小説家さん。彼女の本には何故か中毒性があり、一晩で読みきらないと眠れなかったものです。勿論、今はそうも言っていられず、寝るときには寝ますが・・・。笹本稜平氏の著書は、久々の冒険小説です。日本と海外を結ぶミステリーや冒険ミステリーは、私の創造力を豊かにしてくれます。何と言うか、警察小説にはない壮大なイメージが膨らみ、私という人間の小ささを実感させられるのです。かつて佐伯泰英さんの著書を結構読んでいましたが、彼の過去の作品は全て読んでしまいました。現在彼が書いている時代モノは好きではないから読んでいません。

右の明らかにシリーズモノの2冊、こちらの知念氏の著書は、初めて読みます。まぁ恐らく医療系ミステリーなのでしょうが、見出しで何だか面白そうだな、と思い、シリーズで購入してみることにしました。ということは、1冊コケたらもう1冊は読むことなく放置してしまいそうですね。まぁ、多分読むとは思いますけど・・・・

これらの本は1冊残して海外転勤で持っていきます。ですから、読むのは随分先になるのかな・・・ただ、転勤先でもこれらの本があれば、ある程度充実して過ごせそうです。

「隠蔽捜査4 転迷」読破

今野敏さんの著書「隠蔽捜査4・転迷」を読破しました。

いつもどおりに警視長であり幼馴染である竜崎と伊丹が、全然かみ合っていないのに何故か一緒に事件を解決してしまう、という物語でしたが、読めば読むほど竜崎という人間が好きになるっていうのは一体どういうことなのでしょうか!?「隠蔽捜査」を読み始めた頃、竜崎みたいな頑固者は苦手だな~、と思っていたのですが、読んでいるうちに、その頑固さが逆に羨ましくなってくるんです。頭の中は常にすっきり爽快、「やるべきことをやる」「迷ったら原則に従う」というルールを徹底化するだけで、こんなに頭の中がすっきりするなんて、ある意味羨ましい限り。それ故、人の悩みを受け付けず、妻も娘も振り回されるのですが、「正しいものは正しい」とはっきり言うと誰も言い返せない。この頑固で単純で、けどいつも物事に正しい答えを瞬時に見つける竜崎という人間に、私は今ではちょっと近づきたいと思っています。

今回は公安絡みのやっかいな山で、一見無関係に見える無職の男と外務省の役人の殺人事件が、実はコロンビアマフィアがらみで繋がっていきます。明らかに公安事案でありながら、「殺人事件を警察が解決するのは当たり前のこと」と竜崎は捜査権を譲らず、結果的に事件を解決してしまいます。相方とも呼べる伊丹は刑事部長ですから、役職は署長クラスの竜崎よりも上。しかし幼馴染ですから、竜崎は遠慮せずに全部はっきりぶつける。そのやり取りが爽快でよかったですし、このシリーズは相変わらず面白いと思いました。

さて、次に私が読み始めたのは、葉真中顕氏の著書「ロスト・ケア」です。介護絡みの殺人事件の話なのですが、ちょうど今実家で父が介護を受けているだけに、他人事とはいえないストーリーです。まだ序盤しか読んでいませんが、これは私の私生活の観点からも、かなり読み応えがありそうです。

 

「特命指揮官」「インサイドフェイス」読破

随分読書感想を書いていなかったような気がしますが、2冊の本を読み終えました。

まず最初に読んだのは、梶永正史氏の著書「特命捜査官」です。こちらの本、なかなか面白かったです。捜査二課という詐欺などを専門に扱う課に所属する女刑事が、人質立てこもり事件の犯人に何故か交渉役に指名され、一体何が何だかわからないまま交渉役につきますが、そのうち、その立てこもり事件の真相が明らかになっていき、金銭目的ではなく、組織ぐるみの隠蔽に関する書類が金庫に保管されていることを知ります。戦後の日本を立て直すという名目で、二人の戦争の生き残りが国家制圧に乗り出し、そのことが何かしら記されたものが眠っていたのです。そして、それを奪還すべく、それぞれの思惑が交錯します。警察庁からいきなり捜査本部に現れた謎のの警視長や謎のスナイパーらも現場を混乱させます。

誰が味方で誰が敵だかわからない、手に汗握る展開は、なかなか私は好きでした。もう一度梶永氏の著書を読んでみたいと思いましたね。

次に私が一気に読んだ本は、佐藤青南氏の著書「インサイド・フェイス」です。ここでは、行動心理分析官・楯岡絵麻という女性刑事が大活躍します。心理学に興味があり、自らかなり勉強した私としては、彼女の取調べでの観察眼などに下を巻くばかり。行動心理学を駆使すると、犯人の心理なんて丸裸になってしまうんだってつくづく思いました。最初、この本が短編集かな?と思われる節があったので、読むのやめようかと思ったのですが、途中からちゃんと話が繋がってることに気づき、最後まで読むことに・・・。そして、最後の展開も予期せぬものだったので、「やられたな」と思いました。

この本は、好き嫌いがはっきりするかもしれませんね。犯罪捜査において、とにかく足で稼ぎ証拠を積み上げるタイプの刑事っって多いと思うんです。いかにも現代的な、プロファイリングや行動心理学を用いたやり方は、目に見える証拠に固執するタイプの刑事には受け入れがたいと聞きます。確かに行動心理学の手法を使って人々を聴取するやり方は、どことなく危なっかしいです。しかし、こういう技術がないと、今の取調官は勤まらないのではないかとも思えました。だから、古典的な警察小説を好む人にはこの作品は楽しめないかもしれないと思います。私は、古典的なのもプロファイリングなどを用いた現代的な警察小説も好きなので、この本も大いに楽しめました。

さて、今日から読み始めたのは、私の定番、今野敏氏の著書「隠蔽捜査4・転迷」です。隠蔽捜査シリーズは今までもずっと読んできましたから、私にとっては間違いのない作品です。勿論、ドラマも見ました。この本を楽しみにしているというより、もう楽しいってわかっているので、早く寝る時間になってベッドの中で読みふけりたいなぁと思います。

「侵食捜査」「限界捜査」購入

またまた本を購入。安東能明氏の著書「侵食捜査」と「限界捜査」です。

安東氏の著書には当たり外れがあるような気がして、アマゾンで私の購入履歴を調べたんです。そしたら、そこまでハズレっていうのは読んでいなかったなぁ、と・・・・。それに、純警察小説なら、基本的に私はどれでも楽しめますからね。勿論、自分との相性っていうのもあるのですが、警察小説を読んでいるときは充実感でいっぱいになっていますから、まぁ捜査している刑事さんの物語を読むだけで基本的に幸せになれるのが私なんだな、と思います。この2冊はシリーズモノで、赤羽中央署生活安全課の疋田務という刑事が主人公のようです。シリーズモノといっても、今のところ、この2冊しか出ていないのかな??というわけで、一応コンプリートする形で2冊同時購入しました。読むときに順番を間違えないようにしないと損した気分になるので、気をつけます。今は全然別の本を読んでいますから、読むのはだいぶ先になると思います。いずれにしても、楽しみです。

「一千兆円の身代金」読破

八木圭一氏の著書「一千兆円の身代金」を読み終えました。これは、ある意味政治ネタだったので難しいと感じた箇所もあったのですが、最終的にはとても面白かったという印象です。

一千兆円という発想は、国の借金の総額で、これは要するに無能な政治家たちが生み出したものだと。それを返してほしいというのが誘拐犯の訴えでした。勿論、どの銀行にもそんな大金を用意するのは不可能だし、誘拐犯だって無理だとわかっている。そうではなく、どちらかというと「劇場型」を利用して自分の主義主張を広く訴え、それを国民に自覚させるために仕組んだことだったんです。つまり、誘拐犯はこの国の現状を嘆く若者の一人。それこそ思想犯のわけ分からない行動というふうにも取れますが、私は財政赤字のリアルな描写に驚き感心し、妙に納得してしまいました。それに誘拐された少年も実は誘拐犯の一味。元副総理の息子として生まれた子供だったんです。その子供、雄真は、幼いながらに祖父のしてきたことに反発を覚え、独学で政治を勉強していました。その中で誘拐犯の青年と知り合い、行動をともにしたのです。

子供が小学生という設定ですから、そのわりに頭が良すぎて、そこで説得力がなくなった感じはありました。しかし全体を見て、この国が抱えている問題を丁寧にあぶり出し、世間に問いかける構図はよかったように思います。

さて、次のチョイスは、梶永正史の著書「特命指揮官」です。この本を選んだ理由は・・・単行本だったから(^^;) 私は引越しを控えていますから、大きめの本から読んで処分していきたい。まぁ勿論、面白そうだから選んだ本ですけど・・・・今晩から読んでいきます。

「策謀」読破

堂場瞬一氏の著書「策謀」を読み終えました。堂場氏の持ち味が存分に出た、いい作品だったと思うのですが、途中うとうとしていたせいで、覚えていない箇所も結構あります(^^;

ある捜査で追っていて海外に逃亡した殺人犯が日本に帰国すると連絡があり、超特急で空港に向かった西川。一方、同期の刑事・沖田は別の放火事件について調べていて、いつしかそれが一本の線で繋がっていきます。帰国した被疑者はひたすら黙秘を貫くか、あるいは質問に答えず、余裕で追求をかわしていました。普通、被疑者なら取調室に入っただけで威圧感を感じ、すぐに容疑を認めるところなのに、何故この被疑者はこんなに落ち着き払っていられるんだろう?また、海外で暮らしていたその資金源はどこから出ていたのか?何故資金が得られていたのか?数々の謎が新たな謎を生む事態になったのですが、結局西川と沖田の強力なタッグにより、事件はおもわぬ方向に向かい、そして解決に導かれます。

堂場氏が描く人間臭さは、適度な感じでいいですね。あまりこういうところでドロドロするのは嫌いなのですが、たまに事件の動機がドロドロネチネチしていて、後味のすっきりしないものはあります。堂場氏は、あくまで警察小説という主体からずれずにストーリーを盛り上げているところがいいです。これもまた、いい作品でした。

さあ、次に選んだ本は、八木圭一氏の著書「一千兆円の身代金」です。現実でも一千兆円の身代金事件がおきた事件はないだろうし、物語でもせいぜい10億円くらいが身代金の相場です。それ以上だと、運ぶのは不可能だし、送金なんていう足がつくやり方をする人はいないだろうし、たとえ可能でも、一千兆円の振込みなら時間がかかり、結局バレてしまう。もう、身代金の額が尋常じゃなくて、だから買っちゃった小説ですよ(^^;

まだあまり読んでいないんです。2,3ページかな。最近は寝つきがよろしすぎるので、全く本が進みません。しかし、何故一千兆円なのか、できれば今晩中にでも少しはわかればいいなぁと思っています。

医療ミステリー2冊購入

珍しく医療系ミステリーを2冊同時購入をしました。

まず1冊目、右側が鏑木蓮氏の著書「救命拒否」です。医療系ミステリーはあまり積極的に買わないので、この著者の本を読むのも恐らく初めて。Amazon内をネットサーフィンしているときに見つけました。これは救命医が爆死し、刑事がその真相解明に挑むというストーリーなので、厳密には警察小説です。だから、間違いなく楽しめるな、と。元々医療系ミステリーは嫌いではなく、たまにそういうものを選んで読んでいたりしたんです。警察小説オンリー的な嗜好はここ1,2年くらいなんじゃないかな??

そして、私がかつてとてもよく読んだ作家さんが、仙川環さん。彼女の本「疑医」も購入しました。天才医師がある日「脳卒中は手術するな」というとんでもない理論を発表し、時代の寵児となるのですが、その後ジャーナリストにより彼に対する色々な疑惑が浮上します。彼は果たして本当の天才医師なのか?それとも疑惑の医師なのか?ジャーナリズムの視点で真実に迫ります。

実は5年ほど前まで、私は仙川氏の著書の大ファンで、当時出版されていた著書を殆ど網羅してしまったんです。当時を振り返ると、私はある意味中毒症状が出ていて、一度彼女の本を読み出したら絶対に止まらず、朝方まで読んでしまう、というのを繰り返していました。それくらい徹底的に読み、読みつくして彼女の本がもうなくなってしまったので、そこでストップしてしまったのです。それから主に警察小説をずっと読むような生活になったのですが、ふとネットサーフィンでたまたま彼女の名前に遭遇し、5年ぶりに彼女の本を読んでみたくなりました。幸いにもこの5年間で彼女は次々に著書を出していたので、ここでまたハマれば、次もまた仙川作品を買うと思います。

そんなわけで、特に久々に彼女の作品を読むのを楽しみにしているのですが、最近は読む本が多くて・・・いつ読むのかは不明。案外大事に最後まで取っておくかも、と自分では予想しています。