誉田哲也さんの著書「ドルチェ」を楽しみにして読んだのですが、ちょっと読み進んで気付いてしまったんです。これは、短編小説集である、と。概説を読んだ時、この本が短編には見えなくて、途中まで全然気付きませんでした。現に全てのストーリーで同じ女性警官が主役です。けど、次々に事件が解決し、そのたびに新しい章が始まる。あれれ?と。
私は短編小説が嫌いなんです。短編だと、事件がすぐに解決してしまい、物語に深みがない気がするんです。同じことは、映画でも言えますね。短編映画なんて大嫌い。私は一つの物語を掘り下げて読みたいと思っていますから、短編なんかを読んでいると、物事が淡々と進んでいくようで、がっかりしてしてしまいます。これまで一度も短編を面白いと思ったことがありませんね。
だから、読む本をチェンジすることにしたんです。パっと本棚を見てみると、本のストックがもうあまりないことに気付きました。けど、あるにはあったし・・・こちらです。
赤井三尋氏の著書「翳りゆく夏」です。これは長編小説でしょう。
アマゾンの履歴をずっと見ていたのですが、いつ買った本なのか、さっぱりわかりません。多分10月に入ってからだったと思いますけど・・・それにしても、何故履歴がない!?アマゾン以外で普段は買い物をしませんが。まいっか。この本は、警察小説ではなく、新聞社が舞台のようです。確かに面白そうだと思って買ったんです。それだけは覚えています。まだ読み始めたばかりで何とも言えませんが、誘拐犯の娘が新聞社に入社した所から物語が始まります。楽しみです。
それと、今日は珍しく新品の本を買いました。
電車に乗っていつもKindleで本を読むのですが、今日はキンドルがうまく作動しなくて・・・これで2回目です。キンドルが電源を入れてもうまく起動しないのは。前回そうなった時は、散々いじって結局復活しなくて、けど2,3日経ったら何事もなかったかのように使えるようになりました。色んなデバイスでよくこういうこと、起こりますよね。今回もいつ復活するかはわかりませんが、いずれまた使えるようになるまで繋ぎの本として、普通に小説を読むことにしたんです。その時、ふと本屋さんに入って、選んだのが東野圭吾氏の著書「マスカレード・ホテル」です。東野さんといえば、日本のミステリーの鉄板ですよね。私は昔から東野さんの長編小説は全て読んできました。彼の小説がドラマ化されるようになって、小説を読まない人でも東野さんの名前を知るようになりましたね。だから逆に私は読まなくなっていった。俗モノみたいに思えてきたんでね。でも、確かに東野さんの小説はいつも天才的な出来です。明らかに、ほかのミステリー作家とは違います。この本はいずれ読んでみようと思っていたし、この際思いきって読んでみることにしました。
この本を買ってから電車に乗ったのですが、電車の中では居眠りしてしまったのでまだ読んでいません。明日から読むことにします。