「探偵の探偵」など購入

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久々に、新刊本を買ってしまいました。しかも、4冊一気にそろえてしまったのです。松岡圭祐氏の著書「探偵の探偵」 これは今ドラマになっていますが、このドラマはかなり実在の探偵の様子をうまく表現しているとのことで、探偵業に興味を持つようになりました。昔叔父が探偵事務所にいたことがあったのですが、尾行や張り込みがきつくて、結局すぐにやめてしまったそうです。確かにああいう作業には忍耐が必要ですよね。それはそれとして、探偵実務は実に多種多様で、本当に面白いと思います。現在放送されているドラマ「探偵の探偵」を見ていると、刑事ドラマ以上の躍動感を感じたりすることもあるので、これは多分、原作も楽しめるんじゃないかって思いました。

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ついでに、通常購入、つまり古本購入で私が新しくゲットしたのが、佐伯泰英氏の著書「銀幕の女」です。これは、警視庁国際捜査班、クゲマロとアンナのコンビが登場するシリーズの最終章らしいです。私はてっきりもう最後まで読んだと思っていたのですが、もう1冊あることに最近気づきました。どうせなら最後まで読破したい、だから購入しました。今は、笹本稜平氏の「マングースの尻尾」を読んでいます。その次に何を読もうか、本の在庫が増えてきている今、かなり楽しみにしています。

「幻夢」読破

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佐伯泰英氏の著書「幻夢」を読み終えました。一人の平凡なバレエダンサーがスペインでフラメンコダンサーのトップにまで躍り出るまでの物語ですが、そこには女性らしい欲情や魔性が存分に表現されていました。いわば、男を踏み台にして駆け上がるタイプの女、薫子。最初の男性は画廊経営者で、彼をたらし込んで絵画を横領させ、大量の資金を調達。彼は薫子にハメられる形で逮捕されますが、拘置所内で自殺します。それにより、真相がうやむやになったかに見えました。そして、日本からスペインに飛び立った彼女は、伝説のフラメンコダンサー、コキリを見つけ出し、彼に従事しながら徐々にフラメンコの腕を磨いてきます。スペインでは今度は貴族の男性を誘惑して結婚するのですが、彼の元婚約者が薫子の未来を邪魔しようとします。そこで今度は、その元婚約者をハメて刑務所に送り込むのです。そうやって、自分の夢を叶えるためなら平気で人を裏切り、抹殺するのです。その一方で、フラメンコを理解する高い感性にも恵まれていました。その心理の絶妙なバランスが見事に表現されていて、私はこの作品、なかなか評価できると思いました。

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次に私が読むことにしたのは、松岡圭祐氏の著書「催眠」です。前にも触れた、今テレビでオンエアされている「探偵の探偵」の原作者であり、映画「万能鑑定士Q」の原作者でもある松岡氏、彼の著書を読むのは初めてです。まだ物語の冒頭しか読んでいませんが、一体どんな事件が待ち受けているのか、楽しみにしています。

「神々の銃弾」読破

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佐伯泰英氏の著書「神々の銃弾」を読み終えました。

主人公で警視庁国際捜査課の警部である根本のところに、かつての友人の子供が一人でやってきたことから事件が始まります。確か12歳だったっけな?そして、その女の子の両親や兄が斬殺された事件を二人で追います。結局大きな事件絡みの壮大な話になってしまったのですが、根本は少女に射撃を教え、二人で悪い奴らを倒す、というのが大筋の話です。そこに、根本の恋人で日本人とドイツ人のハーフでアルゼンチン国籍のアンナ・スタインベルク・吉村が関わっていくという形です。

根本とアンナは様々な事件を一緒に解決していくうちに、互いにとってかけがいのない存在になっていました。しかし、アンナは祖先から次いだパンパで暮らしながら地元アルゼンチンで教職に就くことを選びました。アンナは日本の大学に所属しながらも、国際犯罪捜査課で通訳官として勤務していましたが、複雑な過去から、どこにも自分の居場所を見つけることができなかった。だから、根本と出会い、根本と一緒に仕事をする日本こそ、彼女に相応しい土地だと私は思っていたのですが、物語の初めから意外にもアンナがアルゼンチンに帰るという切り口できました。しかし、アンナは地元である占い師に「根本の身に危険が迫っている」と言われ、慌てて日本に戻ることに。最終的に紆余曲折を経て根本と友人の娘はアンナと一緒にアルゼンチンに渡るのですが・・・都会の闇で暮らすのが性に合う根本にとって、のどかな田舎暮らしが合うとは思えない。実際本人も<いつか東京に戻る。オレの住む町は、東京なんだ>と思っています。

物語は兄がある集団から拳銃を盗んだことが発端だったのですが、それが日本政財界大物の地位を揺るがす大事件に発展したんです。しかし、私にはこの物語にリアリティを感じることが出来ませんでした。第一、知人の娘が、あまりにしっかりしすぎている。思春期に入った娘には、どこか危ういものが常に付きまとうものです。しかし、根本に拳銃を教わって、すぐに敵に立ち向かえるようになった、という下りには、無理があったように思うんです。私としては、「拳銃ってそんなに簡単に扱えるようになるんかい!?」という驚きのようなものがありましたし。根本と一緒に戦う相棒は、12歳の少女でないほうが物語全体がしっくりくるんじゃないかって思いました。だから、正直佐伯作品の中では、そこまで楽しめるものではありませんでした。勿論、いつもながらの躍動感はあったんですけどね。何かいまひとつな感じがぬぐえませんでした。

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それでも、次にまた佐伯作品を選んでしまう(^^;)

今回選んだのは、「幻夢 Ilusion」です。これは単発モノの長編作品みたいなので、今までみたいに感覚で何となく読みこなせるものではないでしょう。最初の数ページは読んだのですが、寝ながら読んでいて、全く内容を覚えていません。また最初から読みつつ、物語がどう進んでいくのか、楽しみにしています。

「催眠」購入

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松岡圭祐氏の著書「催眠」を購入。

この著者の本を買うのは初めてですが、実はドラマで何本か彼の作品を見ているんです。現在やっている、北川景子さん主演のドラマ「探偵の探偵」も毎週見ているのですが、それはこの松岡氏の原作で、過去に深田恭子さん主演で映画化(ドラマ化かな?Huluで見ました)された「蒼い瞳とニュアージュ」、去年話題になった綾瀬はるかさん主演の映画「万能鑑定士Q」も松岡氏の原作です。こうしてみると、私は結構ドラマなどで彼の作品に触れているんだなぁと。それで、一度著書を本格的に読んでみたいと思いました。

いわゆる刑事モノってわけじゃありません。私はミステリー全般が好きで、こういう心理学的なサスペンスも大好きなんです。それに、自分が精神科通院が長くて、自ら自己分析の資格も取得していますから、彼の作品がどれだけ完成度が高いものかも理解できているんです。ですから、本として彼の作品を見てみるのも楽しみですね。

私は今また本のストックを溜めている最中です。松岡氏のシリーズにハマったら、また順番に読んでいくでしょう。今は佐伯泰英氏の国際捜査班シリーズに熱中していますが、松岡氏の本も早く読みたいです。