今野敏氏の著書「ペトロ」を読み終えました。
今回のは、ちょっと私には難しかったかもしれない。暗号などがよく出てくる小説、アレに似ていました。警視庁捜査一課の刑事・碓氷のシリーズは結構読んできています。何の変哲もない普通の刑事で、事件のたびに風変わりな相方と一緒に行動するというもの。今回は、古代文字などを専門的に研究しているアメリカ人研究家・アルトマンが何故か捜査に加わり、相棒として一緒に行動します。
二つの殺人事件には、それぞれ犯行現場に謎のペトロクリフ、彫刻文字が刻まれていました。その謎を解くために碓氷は奔走し、アルトマン教授と知り合うのですが、別にこれ、アメリカ人の学者でなくても良かったような気がするんです。外国人で日本で教鞭を取る人物っていう設定がさほど大切なわけじゃない。事件は勿論最終的に解決しますが、難しいペトロクリフの話の後だけに、もっと興味深いラストが待っていてもよかったのではないかと思います。
ちょっと残念な作品だったかな・・・今野さんとしては、ペトロクリフについて徹底的に調べ上げて書いた、渾身の作品だったとは思うんですけどね。
そして、次に私が読むと決めたのは、こちらの本です。
誉田哲也氏の著書「ドルチェ」です。
誉田さんの作品は、わりと読んできています。シリーズものというを特に読んできたわけじゃないけど単発で読む感じですかね。テレビでは竹内結子さんが主演していたドラマ&映画「ストロベリーナイト」が有名ですね。
こちらも純警察小説です。昨日数ページ読んで挫折して寝てしまいました。今晩から本格的に読みますが、楽しみにしています。