本を2冊購入しました!まだ今読んでいるのが読み終わらないのに、本だけが増え続けていく・・・でも、今はひたすら本のストックを増やす時期なんです、個人的には・・・・。
まず一冊目、柚月裕子氏の著書「最後の証人」
この著者の本、読んだことがないようでいて、実は読んだことがありました。「臨床真理」という医療系サスペンスです。それが柚月氏のデビュー作だったんじゃないかな??強烈な印象でした。文庫本で上下巻になっていたのですが、最後までわからないスリリングな展開は、とても新人作家さんの本には思えなかった。
それから暫く、彼女の本を探していたのですが、なかなか次のが出なかったんです。それで、久々に彼女の名前で検索して出てきた本が、これです。いわゆる「ヤメ検」の弁護士が法廷で繰り広げるサスペンスドラマなのですが、これは人の深層心理に迫った作品とは違うのではないかと思います。また新しいフィールドにチャレンジされたのですかね?とにかく、面白そうだと思って購入してみました。
そして、もう一冊購入した本がコレ、嶋中潤氏の著書「代理処罰」です。この作家さんの本を読むのは、恐らく初めてだと思います。
これは、国際派サスペンスです。ある少女が誘拐され、身代金を母親が運搬しろ、と犯人から指示されます。しかし母親は日系ブラジル人で、日本で事件を起こした末に祖国ブラジルに逃亡、行方不明になっていました。父親は単身ブラジルに渡り、妻を捜すのですが、果たして無事に見つかり、そして果たして娘は無事に帰ってくるのか、これもまた面白そうです。ただ娘を誘拐された両親が登場するのではなく、そこでブラジルという国が絡んでくる。物語の舞台が日本からブラジルに飛ぶけれど、結局日本人目線で描かれているのでしょう。日本に住む日系ブラジル人社会を知らないと、こういう作品は書けないでしょう。それを著者が本当にきちんと理解して執筆したかが、私にとってのみどころです。
いずれにしても、今回私の中ではかなり新しい選択をしたように思います。どっちもすぐに読みたい衝動にかられています!!