この小説は、何かハマって読んでいましたね~、普段私は外出先ではキンドルで本を読んでいるのですが、この本は持ち歩いてしまいました。
最後まで話がどう転ぶのか読めないんですよ。捜査は一進一退という状態がずっと続いて、次から次へと裏切り者が出て、誰が味方か誰が敵なのか、読んでいる方も混乱してくる。
ラストはちょっと切なくて、ホームドラマみたいになっていました。
純粋に警察小説として読んでいると、その部分はそこまでドラマティックでなくてもよかったかも、とは思いましたが、でも許容範囲でしょう。
とても面白かったので、これなら人にお勧めできます。
そして私が次に選んだ本は、日月恩(たちもりめぐみ)さんの「そして、警官は奔る」です。結局次これを読もうってちょっと前に計画したとおり、これをチョイスしました。ほかにも笹本氏の著書など取り寄せてありましたが、そうすると3冊連続で笹本さんの本を読むことになる。警察小説ファンなら、違うものも読まなくては、と思いました。
とはいえ、前回も触れたと思いますが、この著者の前作も既に読んでいます。国際犯罪に備えた課にいた刑事たちが事件を暴いていく話でしたが、今回はそのメインキャラが所轄に移動になってからの話のようで、これもまた国際犯罪の色が濃い作品のようです。
昨晩から読み始めましたが、出だしから興味深い展開になっています。読み進むのが楽しみです。