五十嵐貴久氏の著書「リミット」を読み終えました。
感想は・・・全然面白くなかった(^^;) 何かねぇ・・・展開があまりに単純なんです。大どんでん返しとか、そういうものがなかった。この物語では、売れっ子芸人の深夜ラジオ番組の最中に自殺をほのめかすメールが来たことから全てが始まっていきます。不快なメールを受け取った芸人は、ナントラジオでそのことを堂々と取り上げ、挙句の果てには視聴者をラジオ局に集めて自殺志願者を一斉捜索しだします。結果的に、色んな情報が集まった結果をもとに捜査をした警察官がその自殺志願者を見つけるのですが、それまでには既にラジオ局はパニック状態です。そして、結局女性の自殺志願者だったのですが、彼女が自殺しようとした理由も、まぁ大変な事情があって自殺に及ぼうとしたわけですが、あまり意外性がある風には思えませんでした。
この本は、途中で最後まで読むのをやめようと思ったんです。けど、もしかしたら結末は意外性があって面白いのかも、と希望をつないで、何とか読んだんです。けど、思ったほど何も起きなくて、結局何故この1冊に時間を費やしてしまったのか、意味がわからなかった。五十嵐さん、もっと優秀な作品を書く人なのに、残念です。
次に私が読もうとしているのは、「ストロベリーナイト」でドラマでも人気の誉田哲也さんの著書「黒い羽」です。誉田さんの本は過去に数冊読んだことがあり、さほど期待はずれに終わったことはなかったはずです。今回も面白い物語を信じて読もうと思います。