「眠る絵」読破

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佐伯泰英氏の著書「眠る絵」を読み終えました。

最後は結構あっという間にまとめて読んでしまった気がします。

物語は戦時中にまで遡り、当時スペインの名画コレクションを買い漁っていた外交官の孫が後に事件に巻き込まれていく、という話です。そこにはジャーナリストの菊村も深く関与し、やがて外交官の孫と菊村は恋人同士になり、スペインの地で命を狙われながらも真実にたどり着いていきます。私は最近南米の話などを読んだ関係で、スペインの歴史に触れる機会が多かったように思います。今回は、戦後暫くスペインを統治していた軍人フランコが大きく関わってきました。私はフランコ政権については殆ど興味を持ったことはありませんが、フランコの死後王政復古をし、現在は再び国王が国家元首になっていることくらいは知っています。元々王家が国を統治していたのに、どのようにしてフランコがのし上がってきたのかは全く知りませんでした。しかし、そうしたことが外交官であった木滑には深く関係しています。歴史の部分は、なかなか理解できなかった。しかし、大量に名画を収集した人物の壮大な人生、また絵画を巡る人々全ての壮絶な戦いを間近で見たような気がして、気持ちがどんどん大きくなっていきました。優れた冒険小説というのは、どれだけ殺人事件が絡んでいても、人の心を大きく揺さぶるものです。私はスペインに2回行ったことがありますが、改めてまたスペインという国を訪問し、見逃してきたことを見てきたいと思いました。この小説は、本当に素晴らしかったです。

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そして、私は次にオウム真理教教祖だった松本智津夫死刑囚の三女が書いた本を読む予定でいたことをすっかり忘れ、堂場瞬一氏の著書「相剋」を選んでいました(^^;

まいっか、こちらはなかなか進みません。仕事で疲れて、3ページくらいで挫折してしまいます。物語が進めばまた面白くなってきて、イヤでも読む気になってくるでしょうけどね、まぁ続きを楽しみにしています。

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