「贖罪の奏鳴曲」読破

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中山七里さんの著書「贖罪の奏鳴曲」を読み終えました。正確には2,3日前には読み終えていたのですが、なかなかその感想を書く時間がありませんでした・・・・。

これ、面白かったです。主人公である弁護士の御子柴は、明らかにサイコパスの気質を備えていました。当然この中で起こった殺人も、彼がやったと思い込んだ。しかし、犯人は彼が弁護を担当した被告本人で、しかも被告弁護なわけですから、うっかり被告を世間に野放しにするところだったのです。そして、御子柴が少年時代に一家斬殺事件の加害者となって医療少年院に入院していた時の出来事がその後の彼を変えていくところが印象的でした。サイコパスが、意外な形で更生することもあるもんだ、と。本来サイコパスは何をやっても更生は望めないはずですが、ああ、これだったらアリなのかもしれないなぁ、と納得。そして、学歴のないサイコパスが弁護士になるという突拍子もないアイデアを、無理なくまとめていて素晴らしい作品だったのではないかと思います。

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さて、次に私が読もうとしているのは、ちょっといつもの作家さんに戻り、今野敏さんの著書「マインド」です。このシリーズは何度も読んでいるので、面白いことは間違いありません。今晩から読んでいきます。面白いとわかっているので、今からワクワクしています!!

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