気付いたら「SRO-Ⅲ」を読み終えていました。昨晩ベッドに入って読み始めた時、まだ暫く読むものだと思っていました。事件の経過があまりに中途半端だったから。けど、読み始めて10分足らずで読み終わってしまった。そう、結局事件は解決しなかったんです。続きがあるんだろうなぁと思いました。ここでは、SROが発足して最初の事件で捕まった猟奇殺人犯である近藤房子が、彼女のファンによって逃亡に成功したという話から始まります。当然読み終わる頃には再び房子は逮捕されるものだと思っていましたが、そうではなかった。それどころか、SROメンバーの一人を新たな標的にして、房子は彼女に大きなトラウマを植え付けて逃亡し続けました。最後は、房子によってひどい目に遭わされたSRO副室長、麗子が「私は必ず彼女を逮捕してみせる・・・」と決意するところで終わっています。おー、続きがあるんだと思って、すぐに「SRO-Ⅳ」を読み始めました。
しかしですね、ここではまた全く違うストーリーが始まっていたんです。今度は一家を虐殺した少年が主人公になった事件みたいですが、それがどういう事件なのかは掴めずに寝てしまいました。またこれも面白そうです。
近藤房子の逃亡劇は、どこかでまた終わりを迎えるでしょう。それが、私は「Ⅳ」でのことだと思っていたのですが、どうやらまだらしい。それはそれで、不自然ではないことに気付いたからいいです。あんな猟奇殺人犯が逃げたままだと、誰だって怒ります(^^;) 近藤房子の話は「Ⅰ」でまず取り上げられ、「Ⅱ」ではまた違った事件の物語になっていました。これが、富樫倫太郎さんの書き方なのか、と今では思っています。
いずれにせよ、昨晩読み始めた「Ⅳ」の内容にも大いに期待していますよ。そして、もう続編「Ⅴ」が読みたくなってきました。
このシリーズは、やっぱ面白いです!