「セカンド・ジャッジ」読破

IMAG8883姉小路祐氏の著書「セカンド・ジャッジ 出口の裁判官 岬剣一郎」をあっという間に読み終えました。私は海外旅行をしていたので、その間の移動時間などを使って、結構サクサク読み進んだんですよね。最初は、この話はどこに向かっているんだろう?といった感じでした。「出口の裁判官」は、犯罪者の仮出所を認めるか否かを判断する仕事で、警視庁に勤めた経験のある若い岬剣一郎が、ある事件の被告を仮出所させるかさせないかで揺れるところから物語は始まります。被告は罪を認め反省し、刑務所でも模範囚でした。しかし、簡単に仮出所を認められない何かがあったわけです。その物語は意外な方向に進みます。

私はこの手の本は、苦手かもしれません。出口の捜査官は、起こった事件を追っているわけではないのですから。しかし、ここでは過去の事件の洗い直しからまた新たな事実を導くという展開が入っており、読み応えがありました。こういう形で事件がひっくり返ることも、実際にはあるんだろうなぁという思いで読んでいました。

これはシリーズ化されていますが、まったりと読み進む感じがいい時もあるので、引き続き購入して続きを読むことになりそうですが、暫くは違うものを読みたい感じです。

さて、次に私が読むことにしたのは、こちらの本です。

IMAG8882安東能明氏の著書「復讐捜査線 通訳官エリザ

こちらも私にとっては新しい本です。日本には外国人犯罪者が多くいますが、そこに不可欠なのが通訳官です。エリザは日系ブラジル人で、日本語とポルトガル語を話せることから、警察の通訳官になりました。まだ読み始めで物語がどう転がっていくのかわかりません。しかし、ブラジルで起こった事件が関係していそうです。このタイプの小説が好きになれるかどうかは、まだ判断がつきません。しかし、読み進むのを楽しみにしています。

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