「偽装捜査官」読破・本購入

IMAG9086姉小路祐氏の著書「偽装捜査官 警視庁都民相談室 七曲風馬」を読み終えました。これは、今までの姉小路作品とはちょっと違った味を持った作品だと思いました。老人を狙った詐欺グループを追う、元劇団員にして現職警察官の七曲風馬。その設定からして、最初は滑稽に思えました。そしてエンディングでも彼が所属していた劇団員がひと芝居打って事件の真相を再現させるなんていう場面もあったりして、なかなか個性的な作品。詐欺グループに関する話は今まであまり読んでこなかったです。私の場合、ストレートに殺人事件に絡んだ作品が多かったように思います。ですから、詐欺グループの摘発というシナリオには味気なさを感じ、この小説は自分にとってあまり面白くないのかも、と思ったんです。まぁ、最後は別の事件も誘発し、かなり面白い展開になっていったのですが。それに、姉小路作品は私にとっては読みやすいんです。七曲風馬というキャラ設定では、この本が第一弾です。この続きを読んでもいいかな、と思っています。

IMAG9091そして、私が次に読むことにしたのは、雫井修介氏の作品「虚貌」です。

雫井修介氏の作品は本当に面白いのですが、最近はあまり読んでいませんでした。久々の雫井作品にして、上下巻から構成されており、かなりの圧巻です。今までも長編小説が好きでしたが、上下巻にまでなっているものはあまり読んだことがありませんでした。幾つかの作品は読んできているんですけどね。ですから、今回はどんな事件が起きても長丁場になりそうです。が、最後まで見届けたいと思います。

それで少し読み進めたのですが、もしかして・・・読んだことのある本!?はっきりと思い出せないんです。アマゾンで本のあらすじを読んだ時には、読んだことがあるとは全く思いませんでした。しかし、登場人物を見てみると、何となく知っている感じがしてきて・・・それでも、物語の詳細はまだはっきりと思い出せないので、もしかしたら似たような顔ぶれの違う著者の作品を読んだだけかもしれません。もう暫く読んでみて様子を見ようと思います。

ただ、気になってしまったので、もう一度あらすじを読んでみることにしました。

二十一年前、岐阜県美濃加茂地方で、運送会社を経営する一家が襲われた。社長夫妻は惨殺され、長女は半身不随、長男は大火傷を負う。間もなく、解雇されていた従業員三人が逮捕され、事件はそれで終わったかに見えたが…。恐るべきリーダビリティーを備え、ミステリー小説界を大いに賑わせた、怪作にして傑作。待望の文庫化。

今改めてこの箇所を読んでみると、読んだことがあるような気がするし、けど確信も持てない・・・いや知っている!?さっぱりわからない(^^;)私はたま~にこういうことを起こすので、困りものです。

IMAG9079ところで、新しい本を3冊取り寄せました。

まず一冊名は、今野敏氏の著書「ペドロ」。今野氏の作品は、その多くがドラマ化されるほど大人気です。私は東野圭吾作品がドラマ化・映画化されるのをよく見ますが、実際には今野作品のほうが好きです。東野さんには、ある種のカリスマ性があります。彼の本は一流の手品のように、本当によくできている。しかし、今野氏は、本当に警察組織の内部の内部まで知っているような気がしてくるくらい、リアリティのある作品を多く書く人です。今回の物語は、考古学や言語学などが絡んだ複雑な話になっていそうですが、こちらも早く読んでみたいです。

今回は私の好きな著者の本を1冊ずつ取り寄せてみました。最初は2冊だけ取り寄せるつもりだったのですが、アマゾンからクーポIMAG9082ンがもらえていたので、もう1冊追加することに。そして取り寄せたのが、堂場瞬一氏の「沈黙の檻」と、誉田哲也氏の「ドルチェ」です。今野氏、堂場氏の作品は最近の私の中では定番ですが、誉田哲也氏の作品は本当に久々です。「ストロベリーナイト」のシリーズでこの方もとても有名ですよね。今はとにかく「虚貌」が読んだことのある本なのかどうかを見極めるために読み進むことにしますが、その後どれから読もうか、今から考えるのが楽しみです。

 

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