「一千兆円の身代金」読破

八木圭一氏の著書「一千兆円の身代金」を読み終えました。これは、ある意味政治ネタだったので難しいと感じた箇所もあったのですが、最終的にはとても面白かったという印象です。

一千兆円という発想は、国の借金の総額で、これは要するに無能な政治家たちが生み出したものだと。それを返してほしいというのが誘拐犯の訴えでした。勿論、どの銀行にもそんな大金を用意するのは不可能だし、誘拐犯だって無理だとわかっている。そうではなく、どちらかというと「劇場型」を利用して自分の主義主張を広く訴え、それを国民に自覚させるために仕組んだことだったんです。つまり、誘拐犯はこの国の現状を嘆く若者の一人。それこそ思想犯のわけ分からない行動というふうにも取れますが、私は財政赤字のリアルな描写に驚き感心し、妙に納得してしまいました。それに誘拐された少年も実は誘拐犯の一味。元副総理の息子として生まれた子供だったんです。その子供、雄真は、幼いながらに祖父のしてきたことに反発を覚え、独学で政治を勉強していました。その中で誘拐犯の青年と知り合い、行動をともにしたのです。

子供が小学生という設定ですから、そのわりに頭が良すぎて、そこで説得力がなくなった感じはありました。しかし全体を見て、この国が抱えている問題を丁寧にあぶり出し、世間に問いかける構図はよかったように思います。

さて、次のチョイスは、梶永正史の著書「特命指揮官」です。この本を選んだ理由は・・・単行本だったから(^^;) 私は引越しを控えていますから、大きめの本から読んで処分していきたい。まぁ勿論、面白そうだから選んだ本ですけど・・・・今晩から読んでいきます。

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