「マインド」読破

20170101_153022ナント、僅か1日という短さで、今野敏さんの著書「マインド」を読み終えてしまいました。私は年末年始ということで、実家で年越しをしました。そのとき、ひたすら本を熟読していたんですよね。そして、最後にはもう、全部読まなくては眠れないところまで来てしまい、眠気を抑えながら読み終えました。

これは警視庁捜査一課の碓氷警部補シリーズ。人並みの普通の刑事なのですが、人の力を借りながらも着実に事件を解決していきます。今回は、前回の作品で初めて搭乗した、心理調査官・藤森紗枝という女性の力を借りながら、不可解な7つの事件に共通性を見出し、事件解決に導きます。藤森調査官の、等身大でちょっと劣等感もあるキャラというのは、読み手の心にもすっと入ってきやすい。だから、私は彼女に共感しながらも、一つ一つの謎解きに納得しながら進むことができたのです。そして、心理調査官の心の内を繊細に、かつリアルに描いているあたり、さすがは今野さんだな、と思いました。途中から本当に読むのが止まらなくなった傑作で、私は改めてこのシリーズに出会えてよかったな、と思いました。早く続編も出てほしいです。

20170101_153029次に私が読もうとしているのは、笹本稜平氏の著書「所轄魂」です。笹本さんも私にとってはお馴染みの作家さんで、笹本さんの作品もハズレが滅多にないから、安心して読めます。今晩から読みますけど、フツーに楽しめるってわかっているので、例によってワクワクしています。

「贖罪の奏鳴曲」読破

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中山七里さんの著書「贖罪の奏鳴曲」を読み終えました。正確には2,3日前には読み終えていたのですが、なかなかその感想を書く時間がありませんでした・・・・。

これ、面白かったです。主人公である弁護士の御子柴は、明らかにサイコパスの気質を備えていました。当然この中で起こった殺人も、彼がやったと思い込んだ。しかし、犯人は彼が弁護を担当した被告本人で、しかも被告弁護なわけですから、うっかり被告を世間に野放しにするところだったのです。そして、御子柴が少年時代に一家斬殺事件の加害者となって医療少年院に入院していた時の出来事がその後の彼を変えていくところが印象的でした。サイコパスが、意外な形で更生することもあるもんだ、と。本来サイコパスは何をやっても更生は望めないはずですが、ああ、これだったらアリなのかもしれないなぁ、と納得。そして、学歴のないサイコパスが弁護士になるという突拍子もないアイデアを、無理なくまとめていて素晴らしい作品だったのではないかと思います。

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さて、次に私が読もうとしているのは、ちょっといつもの作家さんに戻り、今野敏さんの著書「マインド」です。このシリーズは何度も読んでいるので、面白いことは間違いありません。今晩から読んでいきます。面白いとわかっているので、今からワクワクしています!!

「バタフライ」読破

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富樫倫太郎氏の著書「生活安全課0係 バタフライ」を読み終えました。ちょっと物足りなかったです。

物語は、空気の読めない勘違いキャリア刑事、小早川冬彦を主人公に複数起こり、それが同時進行で解決していくという形式。それは、今まで読んできたものもそうでした。しかし、今回は一つ一つの事件があまりに些細な感じがして・・・一つくらい大きな事件が絡んでいてもよかったと思うのですが、今回はどちらかというと、生活安全課0係のそれぞれの人間の生活や物語に迫ったエピソードが多かったんです。事件性が感じられるものが少なかったし、何分複数の出来事が同時進行で起こっているので、やはり一つ一つの内容が薄くなってしまう。今までこの連作を読んできて、内容を絶妙にまとめている富樫さんはスゴイ!!!って思っていたのですが、ここに来て、失速したような感じがしました。残念!次回作は、また事件らしい事件が起こって、それを軸にして複数の出来事が起こっていくような、前のスタイルが戻ってくればいいなと思います。

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私が次に選んだ本は、中山七里氏の著書「贖罪の奏鳴曲」です。中山氏の著書を読むのは、多分初めて。もちろん、あらすじを読んで面白そうだと思ったから購入してみたのです。いつも新しい本を開くと、最初は内容がわからないから手探りで面白いのかどうかを探っていくような感じなんです。その段階がめちゃくちゃ嫌い(^^;) 途中から自分の中でスピード感が出てきて、リズムに乗って一気に読んでしまうのですが、そこに至るまでが毎回かったるいんです。早くその時期を越えて、読み進んでいきたいです。

「陰の季節」読破

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横山秀夫氏の著書「陰の季節」を読み終えました。私ちゃんとあらすじ読んでいなかったのかなぁ・・・短編風の造りだったんですよ。私、短編嫌いなのに。しかし我慢して読むことにしました。D県警というところが舞台で、主に人事ネタに絡んだ事件が複数繰り広げられていきます。

警察小説というと、殺人やら強盗、誘拐などを扱うことが多いので、この人事ネタに絡んだ事件性のある事柄が次々に起きる作風は初めてでした。それだけに新鮮だったし、横山氏の警察というものの見かたが非常に多岐にわたるものだということを実感させられました。そういう意味で、新しい視点の、かなり面白い作品だったのではないかと思います。

ただ、やっぱり私は短編を読んだだけでは満足感は得られず、全てがあっという間に過ぎ去ったというか、一つ一つの事件が全然頭の中に入らず、ただ通過していくだけのような感じがしました。これは単に好みの問題なのでしょうね。

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で、次に私が選んだのは、富樫倫太郎氏の著書「バタフライ」です。最近ハマっている生活安全課0係モノです。これなら、間違いなく長編ですから、ここは確実に楽しめるものを読みたいと思いました。今晩から読んでいきます。

「スワン」「バタフライ」購入

20161202_072451またまた本を購入しました。

左が、富樫倫太郎氏の著書「バタフライ」です。これは、空気の読めない、けど捜査能力抜群の刑事、冬彦が主人公の小説第3弾です。このシリーズは楽しんで読めると確信しています。実は第4弾も出ていてそれも一緒に買おうかと思ったのですが、今回は違う作家さんの本も読んでみたいと思ってやめました。

それで選んだのが、吉川英梨氏の著書「スワン」です。実はこのシリーズ、女性秘匿捜査官・原真希シリーズというのですが、前にも1冊読んだことがあるのを思い出しました。あのとき、わりといい感触を持っていたのに、何故かその続きを読んでいなかった。というわけで、原真希シリーズ第2弾を久々に読んでみようと思いました。因みに、キンドルでは同じ吉川さんの別の著書も買っており、明日から読んでいくつもりです。

さぁ、最近また本を読むペースが上がってきました。どれから読みましょう!?次の一冊を選ぶ瞬間が、いつもワクワクします。

「ヘッドゲーム」読破

20161128_152356富樫倫太郎氏の著書「ヘッドゲーム」を読み終えました。これはとてもよかったです。やっぱり富樫さんはスゴイ作家さんだと思います。

空気が読めず、明らかに発達障害を抱える主人公・冬彦が次々に事件を解決していく物語の第二弾。ここでは、同じ高校の女子生徒が次々に自殺する謎に迫ります。誰が見ても明らかに自殺だし、自ら彼女たちが飛び降りるところを見た人も多い。しかし、何故同じ学校でばかり自殺が起きるのか?冬彦とその相棒は疑問を持ち、学校に乗り込んで捜査を開始します。そこに危険ドラッグの臭いがしてくるのですが、それだけで自殺と断定し、ドラッグ提供者を摘発することはできない。彼女たちをマインドコントロールして自殺させたとしても、それは立件しにくいことです。ですから、結局最後まで犯人を逮捕できないんです。

それでは、エンディングはどうなっているのか?このような状況で、富樫さんはエンディングを見事に書き上げています。結局同じ高校の女子生徒に瞬間催眠術をかける能力があることを突き止めるのですが、それでは自殺教唆すら立件できません。それでも、その女性生徒に恨みを抱いた元同級生が顔面に塩酸をかけ、犯人の女子生徒の顔を奪ってしまい、目も失明するらしい、ということでした。なるほど、これ以上事件を起こさせないようなエンディングで見事にまとめたわけですね。強引に殺人教唆を立件するとか、そういうのだと違和感が間違いなく残るので、物語の着地点を全く違ったものにしたわけです。なんとも見事!終わりよければ全て良し、ですから、この本を読めて満足しています。

20161128_152442さて、次に私が選んだ本は、横山秀夫氏の著書「陰の季節」です。横山氏の著書を読むのは本当に久々ですが、この文庫本は薄いので、すぐに読み終わるでしょう。今晩から読みますが、楽しみにしています。

「所轄魂」購入

20161124_202421また1冊本を手に入れました。笹本稜平氏の著書「所轄魂」です。

以前に似たようなタイトルの本を読破しました。私が今月旅行している時にハマって読んでいた上下巻モノの本で、松浪和夫氏の「警官魂」の激震篇・反撃篇です。一瞬この「所轄魂」を見つけたとき、読んだことがあるという錯覚に陥りましたが・・・著者からして全然違う。しかし、笹本氏の著書はもとから読みなれているし、似たタイトル同士の本を見つけたのはたまたまのご縁ということで、購入してみることにしました。

笹本氏と松波氏は、思うに根本的に小説のスタイルが違います。松浪氏に関してはまだ「警官魂」しか読んでいないのでなんともいえないのですが・・・警察官の苦悩をより濃く描き出し、人間のネガティブな要素を取り入れた作風という気がしました。一方、笹本氏は、ポジティブさとネガティブさのバランスを保ちつつ、淡々と物語が進む印象です。ただし、笹本氏の場合、結構冒険小説も書いていて、その辺りもとても楽しく読んでいたので、そもそも人生で経験してきたことが二人の著者の間でかなりかけ離れているのではないかと思われます。そういうのが、作風に出るのでしょうね。

いずれにしても、「所轄魂」もまた面白そうな1作です。読むのを楽しみにしています。

 

「マインド」など購入。

20161122_221039本を2冊同時購入しました。今回は、一人が大好きな作家さん、そしてもう一人がまだ私が読んだことのない作家さんの本です。

まず、今野敏さんの著書「マインド」 以前からシリーズで読んでいる、碓氷警部補シリーズです。これは、1回だけハズレの物語があったな( ̄∇ ̄;)=З でも、あとはOKでした。特に「熱波」はオススメです。今野さんの本は、9割がた大当たりで、私はこの作家さんが大好きです。

もう一つの本は。、中山七里氏の著書「贖罪の奏鳴曲」 中山さんの本を読むのは初めてなんだと思うのですが、読んだこともあるような気がする・・・。それでも、アマゾンの注文履歴で中山氏の本は1冊もヒットしなかった、つまり、アマゾンでしか本を買わない私は、中山氏の本を買ったことも読んだこともない、ということになります。ただ、あらすじを読むと、何かワクワクしてきちゃったんですよね。今はまだ富樫倫太郎氏の著書を読んでいるので、これらの本に行き着くまでには暫く時間がかかると思いますが、いずれにしても読むのが楽しみです。

「警官魂」など読破

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最近2冊の本を読み終えました。

旅行に行っていて、旅行先で読破したのがこちら、松浪和夫氏の著書「警官魂 激震篇」です。これは、あるきっかけで捜査一課から警察学校に左遷された刑事が、刑事部長の娘誘拐事件のために一時的に現場に復帰し、娘さん奪還のために孤独に奮闘する物語です。これは厳密に言うと上・下巻になっていて、「激震篇」を読んだだけでは事件は解決しませんでした。それで、慌ててその続編「警官魂 反撃篇」をキンドルで購入しました。「激震篇 反撃篇」が上下巻になっているとは気づきませんでした。

でも、一気に読んでしまいたいと思ったくらい、スピード感溢れる面白い作品でした。身代金受け渡しの場所が二転三転しているうちに状況が変わり、最後には全く予想できなかった結末が待っていました。これは、かなりオススメです。

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続いて、読み始めたのがこちら、姉小路祐氏の著書「監察特任刑事」です。監察部を監察するという架空の部署に、元税理士という変わった職歴を持つ男が配属され、その時と同じくして起こったある事件に監察の身でありながらいち刑事として捜査していきます。最終的にはキャリアたちの壁に阻まれ、孤立無援状態。それでも、査問委員会にまで話を持っていき、何とかキャリアがもみ消そうとしていた殺人事件の実態を暴きます。

姉小路さんは私にとってはお馴染みの作家さんで、読んでいて安心感がありました。出だしで漠然と物語に入っていけないことがあっても、必ずどこかですんなり入っていけるところがある。ですから、この小説はハズレではない、という確信がありました。例によって、架空の部署で起こり得るキャリアとノンキャリとの確執など、リアルに描かれていて、凄くよかったです。この本は、今朝読み終わりました。

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さて、今晩から読もうと思っているのが、富樫倫太郎さんの著書「ヘッドゲーム」です。これは、「ファイヤーボール」の続編ですね。富樫さんのシリーズも、今のところ、ハズレなしできていますね。この本も楽しめると確信しています。もう寝る時間、早速読みます。

「回廊封鎖」読破

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佐々木譲氏の著書「回廊封鎖」を読み終えました。特に個性的なストーリーという感じではありませんでしたが、面白かったです。佐々木さんの本に間違いはないと、最近は確信しています。

バブルの時代、とある金融機関がヤクザまがいの取立てで多くの人を追い詰めていました。その企業の息子を、復讐のために狙う、というストーリーです。その企業のせいで破産し、死ぬ思いで生きてきた彼らは清掃会社を設立。社員同士、みな元被害者で、その企業にいた幹部連中たちを次々に殺していました。最後の獲物が、香港に移住していた社長の息子で当時専務だった男。その男の人相などはっきりしたものが手に入らず、ターゲットをどう狙うかなかなか作戦の立案は難航しましたが、最後は決死の思いで作戦を遂行。一方、そんな彼らの動きに気づいた刑事二人組は、個人的に被害者たちをマークし、最後には追い詰めますが、銃弾に倒れました。最後はみんな殺し合いの末に亡くなってしまった。最後、どう決着するんだろうと思っていましたが、まさか全員死んでしまうだなんて、想像もできませんでした。そういう意味では、いい感じで裏切られ、後味も悪くなかったです。

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今日から読み始めたのが、松浪和夫氏の著書「警官魂」です。松波氏の著書を読むのは初めてだと思うのですが、最初の2,3ページを読んだ感じだと、なかなか面白そうでした。今晩も引き続き読んでいきます。