「雪虫」など3冊購入

14102601_1221065877916812_1147505345428081844_n今回、本を3冊同時購入しました。私の本の購入方法の明確なルールとして、何故か一度に2冊まで、っていうのがありました。しかし、よく考えてみれば、何でそんなルール作ったんだろうって(^^;) だから、今回は思い切って3冊買うことにしました。

左から、姉小路祐氏の著書「監察特任刑事」 これは、姉小路氏の新シリーズとして出たばかりということらしいのですが、いきなり1円で買えたのでラッキー♪でした。

真ん中は、堂場瞬一氏の著書「雪虫」 堂場さんの作品に関して、私は半信半疑です。凄く面白いものもあれば、完全にハズレっていうこともあります。で、この「雪虫」っていうのは、私がかつて読んだことのある「鳴沢了シリーズ」の第一弾ということで、内容も信じていい、というか、楽しめると思いました。

一番右は、中山七里氏著書の「魔女は甦る」です。中山氏は・・・恐らく初めて読む著者なんじゃないかな?今回は、Amazonの注文履歴を注意深く見て、どのシリーズが面白かったか、どのシリーズをコンプリートしていなかったのか、調べたんです。ですから購入が重複していないし、私が楽しめるであろうものを厳選しました。姉小路氏と堂場氏の本は、多分大丈夫だと思います。中山氏の本は、初めてなので、あらすじだけ読んで、楽しめそうかどうか判断しました。ですから、まだ自分にとってもわからない。一体どんな作風なのか、気になります。

いずれにしても、全部楽しめるはずです。現在は「代理判決」を読んでいて、これもかなり面白そうなのですが、今日届いた3冊も面白そうです。どういう順番で読むかはわかりませんが、とにかく楽しみにしています。

「欠落」読破

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今野敏さんの著書「欠落」を読み終えました。最近にしてはなかなかスピーディーに読み終わった気がします。

これは、「同期」というシリーズ第一作の続編で、同期の警察官、宇田川と蘇我を中心に広がる物語でした。警察学校で共に学んだ同士の二人。その後、宇田川は捜査一課に配属、そして、蘇我は公安に配属されました。今回の「欠落」では、警察学校同期に新たに大石という女性が加わります。物語の始まりで、大石はSITに配属されたばかりなのに、いきなり人質立てこもり事件で人質の身代わりになるという大役を任されます。そして、不幸にもそのまま誘拐されてしまうのですが、立てこもり犯が用意周到に逃走車を用意していたり、ただの立てこもりにしては非常に用意周到であったことから、大きな疑念が生じます。物語は公安も交えた壮大な事件へと発展してくのですが、最後は呆気なく事件が解決しすぎた感じがして、それが残念でした。そもそも、若手警察官を、勤続数年で公安に配置するものか、という感じで、リアリティがないような・・・公安警察官って、結構若手もいたりするんですかね?私の中で、公安警察官の顔つきになるまで、何年もかかる気がします。しかし、蘇我という人物は、重要事件のキーマンとして存在するのです。

色々詳細については不満はあるものの、いつもの今野さんらしく、テンポのよい、面白い作品には仕上がっていたと思います。

20160829_003715そして、私が次に選んだのが、嶋中潤氏の著書「代理処罰」です。この著者の本を読むのは初めてで、まず私がすんなり入っていけるような本なのかが気になります。今晩から読んでいきますが、まぁ、一応楽しみにしています。

ようやく「冬の狙撃手」読破

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ようやく、鳴海章さんの著書「冬の狙撃手」を読み終えました。

長かった~~!というか、毎晩数ページずつしか進まず、結局寝落ちしてしまう有様。それに、たまに栞を挟み忘れて、どこから読んでいいのかわからなくなることもありました。だから、正直、内容がところどころ頭の中から抜けていて、つじつまが合わなくなっていたんです。だからといって読み直すのではなく、一応読み進むと、それなりに読める・・・。そして、最後のほうはテロリストと公安の狙撃手との間の激しい駆け引きになり、一気に緊迫した空気になり、引き込まれていきました。

面白かった、というのが、正直な感想です。詳細を忘れたくせに何なのですが、面白かったのには間違いありません。この著書を紹介する文章によると、「子守唄」と呼ばれる伝説のテロリストがいて、確かにその人物は物語の中で存在するのですが、根っからの悪党ではない。組織に完全に洗脳され、人格が二分化されているのです。だから、途中でいつ人格が交代し、今どっちの人格なのか、わからなくなったりもしましたが、スピード感があって、読み応えがあるのは事実です。

あとは、恐らくこれは、一気に読んだほうが面白いはずです。そうしなかった、というか、できなかったのは、非常に残念でした。次の本からは、なるべく毎晩、より多くのページを読みたいですね。

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というわけで、次に私が選んだのは、私の中でお馴染みの今野敏さん。彼の著書「欠落」です。これは、前作「同期」の続編ということですが、一体どうなることやら、楽しみです。私は「同期」を読みましたし、あれはあれでよかったと思っています。しかし、まさか続編ができるとは思ってもみませんでした。警視庁捜査一課の刑事と、公安の同期刑事の因縁めいたものを描いたのが前作でした。二人は全く正反対の気質を持ち、時には完全にすれ違ってしまう。しかし、友を想う気持ちは同じで、助け合っていい刑事になろうとしていました。それが、どのような展開になっているのか、興味があります。

因みに、前作「同期」は、ドラマ化されていました。松田龍平君と、新井浩文さんが同期の刑事を演じていました。一部で酷評されていましたが、私はドラマ版もけっこうよかった気がします。

さて、今晩から、この続編「欠落」を読みます。きちんとストーリーを覚えていられますように・・・(^^;

「最後の証人」など購入

13880283_1203380529685347_510405635743156274_n本を2冊購入しました!まだ今読んでいるのが読み終わらないのに、本だけが増え続けていく・・・でも、今はひたすら本のストックを増やす時期なんです、個人的には・・・・。

まず一冊目、柚月裕子氏の著書「最後の証人

この著者の本、読んだことがないようでいて、実は読んだことがありました。「臨床真理」という医療系サスペンスです。それが柚月氏のデビュー作だったんじゃないかな??強烈な印象でした。文庫本で上下巻になっていたのですが、最後までわからないスリリングな展開は、とても新人作家さんの本には思えなかった。

それから暫く、彼女の本を探していたのですが、なかなか次のが出なかったんです。それで、久々に彼女の名前で検索して出てきた本が、これです。いわゆる「ヤメ検」の弁護士が法廷で繰り広げるサスペンスドラマなのですが、これは人の深層心理に迫った作品とは違うのではないかと思います。また新しいフィールドにチャレンジされたのですかね?とにかく、面白そうだと思って購入してみました。

20160811_205435そして、もう一冊購入した本がコレ、嶋中潤氏の著書「代理処罰」です。この作家さんの本を読むのは、恐らく初めてだと思います。

これは、国際派サスペンスです。ある少女が誘拐され、身代金を母親が運搬しろ、と犯人から指示されます。しかし母親は日系ブラジル人で、日本で事件を起こした末に祖国ブラジルに逃亡、行方不明になっていました。父親は単身ブラジルに渡り、妻を捜すのですが、果たして無事に見つかり、そして果たして娘は無事に帰ってくるのか、これもまた面白そうです。ただ娘を誘拐された両親が登場するのではなく、そこでブラジルという国が絡んでくる。物語の舞台が日本からブラジルに飛ぶけれど、結局日本人目線で描かれているのでしょう。日本に住む日系ブラジル人社会を知らないと、こういう作品は書けないでしょう。それを著者が本当にきちんと理解して執筆したかが、私にとってのみどころです。

いずれにしても、今回私の中ではかなり新しい選択をしたように思います。どっちもすぐに読みたい衝動にかられています!!

超久々の読書日記

20160719_200020気づいたらここで書いている読書日記がずっとストップしていたんですね。

しかし、読んでいなかったわけじゃないんです。左写真はキンドルでの読書履歴ですが、ここ最近はずっとキンドルメインで本を読んでいて、寝る前に文庫本を読む時間はあまりありませんでした。旅行先で読書に耽ったりして、その時はかならずキンドルで読んでいたんですよね。

で、これを見るとわかると思うのですが、最近私は、テレビドラマ化された「藤堂比奈子シリーズ」を読破していました。

ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 公式ホームページ

タイムリーすぎてびっくりしましたね。私、このシリーズがドラマ化されるなんて、思ってもみなかったんです。勿論ドラマも見始めていますが、今出ている藤堂比奈子シリーズは全て読み終えていました。第5弾までかな?出ていて、まだ実は続きがありそうなんです。ですから、まだ完結していないこのシリーズをドラマ化するなんて、一体どこを終わりにするつもりなんだろう、と思います。

因みに、第5弾まで読破したのですから、当然私には面白い作品だったということです。等身大の刑事である藤堂比奈子にはとても共感がもてますし、起こる猟奇殺人事件は全てえぐいものばかりですが、それでも説得力があり、実際に起きたかのような臨場感がありました。

勿論、ドラマとは設定が随分違うな、という違和感が、ドラマのほうにあります。通称「死神女史」の私のイメージは、ガリガリで不健康そうな60歳くらいの女性なのですが、この役を演じているのが、原田美枝子さんです。原田さんには不健康そうなイメージはありませんよね。だから、現在原田さんが演じる死神女史が、今後どのような設定で登場していくのか、興味はあります。

事件のキーパーソンになる天才精神分析医には、林遣都さんが扮しています。林さんには、原田さんほどの違和感がありませんが、うん、ちょっとズレているかな。それは、東海林という刑事を演じているジャニーズの横山君にもいえます。元々の東海林という刑事の設定は、もう少しアホっぽくてチャラい感じなのですが、ここでは一切笑わない、我流捜査の一匹狼的になっています。これこそ、大きな違和感ですね。

で、主役の藤堂比奈子には、最近の人気女優、波瑠さんが抜擢されましたね。第一印象を見て、藤堂比奈子のキャラに合っているような気がしました。主役がいいのであれば、全体的にいいドラマになりそうですね。

というわけで・・・読書感想というよりは、ドラマの話になってしまいましたが・・・最近はキンドルでもっぱらこのシリーズを読んで楽しんでいました、ということですね。

20160719_200054今寝ながら読んでいる本が、鳴海章さんの著書「冬の狙撃手」です。

随分前に買ったのに全然読んでいなかったのは、最近本当に布団に入るとすぐ寝てしまっていたからです。それに、仕事が忙しくて、全体的に読書時間が減ってしまっていたっていうのもありますね。この本は、確か「狙撃手」というキーワードだけで、もう買いましょう、ってなったやつだと思います。本のタイトルが「狙撃手」だったら、間違いなくこれはサスペンスでしょう。だから、楽しみにして読み始めたのですが・・・まだ10ページくらいしか進んでいない!!相変わらず最近はすぐ眠りに落ちてしまうんですよね。読書するゆとりのない生活・・・困ってしまいます。私は完全に、働きすぎです(^^;

 

 

20160719_200037次に読む本も次々に買っているんですよ。右の「凶悪」は、これも映画化されていましたね。今日見ました。っていうか、映画化されているなんて、全然知りませんでした。ですから、映画を先に見て、あとでこちらの本を読むことになりますね。いつもと順序が逆です。

因みに映画「凶悪」は、山田孝之さん主演です。

凶悪

五十嵐貴久さんの「リカ」も、何だか怖そう・・・この人の作品を買ったのは久々ですね。さて、いつ読むことになるのでしょうね・・・?まぁ、必ず読みますよ。何しろ根っからの本の虫ですから。

もう少し沢山読書に時間を取れるよう、日々の時間のコントロールをしていこうと思います。

「冬の狙撃手」購入

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久しぶりに本を購入。鳴海章さんの著書「冬の狙撃手」です。

最近は本を買っていなかったなぁと思い、1冊だけ買ってみることにしたんです。まぁ、すぐにまた大量に本を注文すると思いますが・・・・いかにも私が好きそうなタイトルだったのが、購入理由かな。「狙撃手」って、私の中では凄くカッコイイ響きです。勿論、内容が面白くなければ意味がないのですが、イントロダクションを読む限り、この本は読みこなせそうだなぁと思いました。たまに私が読みこなせない、スンゴク複雑な公安モノとかありますので、そうでないように注意しないといけません。

鳴海章さんという作家さんは、恐らく初めてです。ですからどのような文章を書く人なのかさっぱりわかりませんが、チャレンジしがいはありそうです。いずれゆっくり読もうと思います。

「黒い羽」読破

20160220_194153誉田哲也さんの著書「黒い羽」を読み終えました。

物語は、ある女性の背中にある黒い斑点の治療というところから始まります。彼女はその斑点にずっと悩まされて生きてきました。患部は痒く、我慢しても夜中に掻き毟ってしまい、状態はもっと悪くなってしまう。その斑点が日に日に大きくなっているようで、だけどどこにもその治療法がありません。そこで、ある医師との出会いから、遺伝子治療というものを受けてみる気になりました。会社を休んで、東京から離れて生活することになるのですが、患者を乗せた車が事故で横転し、いきなり大変なことになります。

そこから生き残った主人公を含む数人は歩いて治療センターにたどり着くのですが、驚くことに、そこには人の死体が!しかも、どうやらセンター内にいる全員が内臓を抉り取られて死んでいるようでした。誰がこんなことをしたのか?そもそも、この施設は一体どういうところなのか!?

読んでいるうちにすっと引き込まれていき、途中から本当に読まずにはいられない気分になりました。けど、最後の殺人者が黒い斑点が全身に蔓延した男であったこと、その斑点は、実は病気でも何でもなく、ただ人間が進化した結果そうなっただけなのではないか?という結論、ここら辺には、ちょっとモヤっとしました。どうせなら、もっと医学的アプローチをしてほしかったけど、最終的にはそのアプローチが中途半端になっているような気がしたんです。そして最後は斑点を持つ者同士で田舎に移住してペンションを経営するというオチがまたありきたりすぎて、それも好きにはなれませんでした。

全体がいい感じだったのをラストで打ち砕かれるということはよくあります。これも、そんな小説だったなぁと思います。

 

20160220_194212さて、次に私が読むことにしたのは、笹本稜平氏の著書「太平洋の薔薇」です。久々に冒険小説に戻ってきたような気がしますが、今回は上下巻になっている、物凄く長いストーリーです。最初の1ページくらいは読んだ気がするのですが、眠気眼で読んだので、全く内容は頭に入っていません。これから読んでいくのを楽しみにしています。

「リミット」読破

20160131_211319五十嵐貴久氏の著書「リミット」を読み終えました。

感想は・・・全然面白くなかった(^^;) 何かねぇ・・・展開があまりに単純なんです。大どんでん返しとか、そういうものがなかった。この物語では、売れっ子芸人の深夜ラジオ番組の最中に自殺をほのめかすメールが来たことから全てが始まっていきます。不快なメールを受け取った芸人は、ナントラジオでそのことを堂々と取り上げ、挙句の果てには視聴者をラジオ局に集めて自殺志願者を一斉捜索しだします。結果的に、色んな情報が集まった結果をもとに捜査をした警察官がその自殺志願者を見つけるのですが、それまでには既にラジオ局はパニック状態です。そして、結局女性の自殺志願者だったのですが、彼女が自殺しようとした理由も、まぁ大変な事情があって自殺に及ぼうとしたわけですが、あまり意外性がある風には思えませんでした。

この本は、途中で最後まで読むのをやめようと思ったんです。けど、もしかしたら結末は意外性があって面白いのかも、と希望をつないで、何とか読んだんです。けど、思ったほど何も起きなくて、結局何故この1冊に時間を費やしてしまったのか、意味がわからなかった。五十嵐さん、もっと優秀な作品を書く人なのに、残念です。

20160131_211330次に私が読もうとしているのは、「ストロベリーナイト」でドラマでも人気の誉田哲也さんの著書「黒い羽」です。誉田さんの本は過去に数冊読んだことがあり、さほど期待はずれに終わったことはなかったはずです。今回も面白い物語を信じて読もうと思います。

「ヴェサリウスの柩」読破

20160117_201456麻見和史氏の著書「ヴェサリウスの柩」を読み終えました。

これは、流石に麻見氏初期の作品だけあって・・・今までの中ではさほど面白くなかったかな?途中までは本当にテンポよく読んでいたんですよ。医療系ミステリーもまた興味のある分野なので、遺体に謎のメッセージが書かれたチューブが入っていた、なんていう医学的にありえないようなところからスタートして、興味が沸きました。でも、登場人物のキャラが全体的に弱かった気がする。全員にそれぞれキャラ設定があるんですが、それがうまく引き立っていないんです。<コイツ、何考えているんだろ?>とか<あいつ怪しいぞ>ってこちらがそそられるような人物が、一人もいなかった。それに、犯人も最後のほうで何となく予測がついて、実際にその通りでした。もう一人意外な人物が犯人と関わりがあったのですが、それは強引に結び付けすぎな気がして、かえって不自然だったような気がします。医療系ミステリーでは、もっと質の高いものを沢山書く人がいますから、それと比べて見劣りがしました。それでもまぁ、この人の小説は、機会があるごとに読んでいくと思います。警視庁シリーズは好きですから。

20160117_201513次に私が選んだ本は、五十嵐貴久氏の著書「リミット」です。私は昔、この人の「誘拐」っていうのを読んだことがあったんじゃないかと思うんです。何か、壮大な感じのやつ(^^;)。これ以上は思い出せませんが、面白かったというのは覚えていて・・・これも、ハズレではないと思います。期待しながら、今晩も読み続けようと思います。

「太平洋の薔薇」など到着

20160108_1649113冊まとめて注文したのが、今日届きました。

まず、左側2冊が、笹本稜平氏の著書「太平洋の薔薇」で、右が五十嵐貴久氏の著書「リミット」です。「太平洋の薔薇」は、結構前から目をつけていた冒険小説で、ずっと後回しにしていたものです。大薮春彦賞受賞作らしいのですが、大藪賞が何なのかはわかりません(^^;) 要するに、秀作ということでしょう。冒険小説は、私が最近ハマったジャンルですが、今は全く違うものを読んでいます。私は躍動感のあるミステリーを王道にする読書家で、やっぱり原点回帰する時もあるのです。以前購入した本は、その原点に立ち返って注文したものばかりでした。それで今度は、また少し冒険モノも混ぜていいかな、と。

冒険小説に魅せられる理由は、私自身が旅人だからだと思います。私は出張の多い仕事には就いていませんが、まとまった休暇があれば、必ずどこかを一人で旅行して、現地での出会いや新しい文化を楽しんでいます。そうやって自分探しをするタイプのようです。そんな私だからこそ、冒険の中で繰り広げられる戦いやドラマに興味が沸くのだと思うんです。勿論、これがただの恋愛小説なら読まない。私は冒険の中で様々な事件が発生するような、ミステリータッチのものが好きなんです。やっぱそこは、推理小説読者という点を譲れないポイントですね。この「太平洋の薔薇」も、あらすじを読んだ限りではそういう小説です。だから、珍しく上下巻という超長編なのですが、この際思い切って買ってみることにしたんです。

五十嵐貴久さんの著書は、以前にも読んだことがあり、なかなか面白い小説を書く人、という印象を持っています。ただ、昔本だ本がどんなだったかまでは覚えていないのですが( ̄∇ ̄;)=З 面白かったということだけ覚えていて、もう少し違うのも読んでみようかな、とたまたま思ったんです。それで、今回太平洋の薔薇と同時購入しました。

まずはきっと、五十嵐氏の本を後回しにして、先に太平洋の薔薇を読むんだろうなって思っていますが、気分で順番は入れ替わります。まぁ、どれを取っても、今後の私の楽しみです。