「ピカソ 青の時代の殺人」etc購入

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久々に本を注文。

左側は、佐伯泰英氏の「ピカソ 青の時代の殺人」。私が好きな佐伯氏のシリーズというか、日本とスペインを股に駆けた攻防モノです。どうせなら、佐伯氏のこの手の作品は全部読んでしまおうと思っているんです。最近はもっぱら時代劇風のものを書いていると聞きますが、私はそういうのには興味はないので。

そして、右側は、「猟犬  特殊犯捜査・呉内冴絵」です。この本の著者、深見真という小説家を私は知らないと思うんです。たぶん彼の作品は初めて読みますが、ブラジル人の祖母を持つという女性の警察官が主人公のこの本は、何となく興味が沸きました。これは、シリーズもののはずです。そろそろまた、新しいシリーズを開拓したいと思いまして、その第一弾といったところです。

今晩は引き続き佐伯氏の「テロルの季節」を読むのですが、次に控える本もなかなか豪華になってきました。年内に今のスピードだとあと2冊くらい読めるかな?両方とも、すぐにでも読んでみたいですね。楽しみです。

「探偵の探偵」後半戦へ

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「探偵の探偵」を、寝る前の時間を少しずつ使って読んでいます。そして、第二巻を読み終えました。読むスピードが決して速いほうではない私が、寝るまえのほんのわずかな時間でかなり読み進んでいます。

ここまで読んで、やっぱりドラマ化された「探偵の探偵」とほぼ流れが一緒なので驚いています。ストーカー被害やDV被害にあった女性たちのシェルターに、暴力男たちが探偵を使って居場所を突き止めて乗り込む。その下りはドラマのままです。全く同じ台詞をコピーしてドラマでも使っていたんだと改めてわかりましたが、これだとドラマの3/4くらい読み進んだことになってしまう。私が今思っているのは、ドラマでは最後の展開があんなに早くなく、もっと段階を踏んで「死神」にたどり着くことになるのではないかと思います。じゃないと、あと2冊分話がもたない(^^;) さぁどうなっていくのか楽しみです。

ところで、先日会社の先輩が東野圭吾の著書を読んだ時の話をしていました。「あたし東野圭吾の話読み始めたんだけど、いきなり最後から読んじゃったからもう犯人わかっちゃった~」と( ̄∇ ̄;)=З

この人、いつもこうなんです。推理小説を読むとまず犯人が知りたくなって、最後から読むんですって。だったら何のためにそのほかのページがあるんだか。私は「読み方へたくそすぎるんで、何とかしてください」って言いましたよ。けど、推理小説にのめりこめない人が推理小説を読もうとすると、こうなっちゃうんでしょうね。サスペンスドラマでも、ネタバレを検索してみちゃうとか。私なら絶対にそんなことしないし、そんなの本を読む楽しみからあまりに逸脱していて、もはや趣味ではなくなってしまいます。

まぁ私は絶対にそんなことはしませんよ。推理小説のプロセスは私の人生に役立っているんです。そこで出てきた何気ない一言が効果的だったり、警察の考え方を学んだり、世の中にはこんな理由で犯罪を犯す人がいるんだ、と思ったり・・・まさに学びの場で、それらのことが実生活でも役立っています。

私はこれからもミステリー小説を愛し続けるでしょう。そこから沢山のことを学んでいきたいと思っています。

「銀幕の女」読破

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非常にここに書くのがご無沙汰な気がします。

別に本を読んでいなかったわけではないんです。ただ、旅行に行ったり仕事がめちゃくちゃ忙しかったりして、普通に紙の文庫本を飲むペースが遅かったのは事実かな。寝る前には必ず読書をするのが今でも習慣ですが、最近はホントに1ページ読んだら寝落ちしてしまう日が殆どでした。

さて、佐伯泰英氏の著書「銀幕の女」を読み終えました。国際捜査班クゲマロシリーズの最後なんでしょうか。前作品では、ひとまず根本が上司の指示でアルゼンチンに1年ほど潜んでいたところまででした。今回は秘密裏に帰国し、事件を解決します。

ここまでくると、国際捜査班シリーズが始まった当初と最後の作品では、何か全体が変わってきちゃっているんですよね。このシリーズは、日本人の警察官とドイツ系アルゼンチン人の通訳・アンナが事件を解決していくというのが軸になっていたはずですが、いつの間にかアンナの存在は消えていました。「銀幕の女」で出てきたのは、クゲマロこと根本だけです。シリーズのコンセプトが変わってしまったのは腑に落ちないところですが、それでもこれはこれで読み応えがあったような気がします。実際にありえない話のような気がしますが・・・コカインに溺れたある女性が、ある政治家一家を壊滅させていくというのが物語の大筋です。その政治家一家の事件を解決すべく任命されたのが、クゲマロ。事件はまぁ無事に解決したといえますが、被疑者は死亡です。

結局、この作品で描きたかったのは何だったのだろうか?とふと思いました。まとまりのない、面白くない小説、というわけではないんです。ただ、何分コンセプトがずれたという違和感がありながら読んでいたので、事件が発生し、一応の収束を見たときに、「あ、終わっちゃったんだ」と何かあっけないものを感じました。それでも、私はこの作家さんが好きです。

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次に読むことにしたのは、シリーズで購入した「探偵の探偵」です。これは、TVドラマでもうわかっちゃってるところが多いのですが、流石に4冊にもなっているからには、省かれたところも多いはず。その点を読みこなしていければと思います。

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さらに、久々に新しい本を購入しました。懲りずに佐伯泰英氏の著書なんですよね(^^;) 今回は「野望の王国」です。最近日本史にスポットを当てた作品が多い佐伯氏ですが、スペインや南米を舞台にした本はまだまだあるようで、私としても、是非読破したいと思っています。この本を読むのも楽しみにしています。

「神々の銃弾」読破

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佐伯泰英氏の著書「神々の銃弾」を読み終えました。

主人公で警視庁国際捜査課の警部である根本のところに、かつての友人の子供が一人でやってきたことから事件が始まります。確か12歳だったっけな?そして、その女の子の両親や兄が斬殺された事件を二人で追います。結局大きな事件絡みの壮大な話になってしまったのですが、根本は少女に射撃を教え、二人で悪い奴らを倒す、というのが大筋の話です。そこに、根本の恋人で日本人とドイツ人のハーフでアルゼンチン国籍のアンナ・スタインベルク・吉村が関わっていくという形です。

根本とアンナは様々な事件を一緒に解決していくうちに、互いにとってかけがいのない存在になっていました。しかし、アンナは祖先から次いだパンパで暮らしながら地元アルゼンチンで教職に就くことを選びました。アンナは日本の大学に所属しながらも、国際犯罪捜査課で通訳官として勤務していましたが、複雑な過去から、どこにも自分の居場所を見つけることができなかった。だから、根本と出会い、根本と一緒に仕事をする日本こそ、彼女に相応しい土地だと私は思っていたのですが、物語の初めから意外にもアンナがアルゼンチンに帰るという切り口できました。しかし、アンナは地元である占い師に「根本の身に危険が迫っている」と言われ、慌てて日本に戻ることに。最終的に紆余曲折を経て根本と友人の娘はアンナと一緒にアルゼンチンに渡るのですが・・・都会の闇で暮らすのが性に合う根本にとって、のどかな田舎暮らしが合うとは思えない。実際本人も<いつか東京に戻る。オレの住む町は、東京なんだ>と思っています。

物語は兄がある集団から拳銃を盗んだことが発端だったのですが、それが日本政財界大物の地位を揺るがす大事件に発展したんです。しかし、私にはこの物語にリアリティを感じることが出来ませんでした。第一、知人の娘が、あまりにしっかりしすぎている。思春期に入った娘には、どこか危ういものが常に付きまとうものです。しかし、根本に拳銃を教わって、すぐに敵に立ち向かえるようになった、という下りには、無理があったように思うんです。私としては、「拳銃ってそんなに簡単に扱えるようになるんかい!?」という驚きのようなものがありましたし。根本と一緒に戦う相棒は、12歳の少女でないほうが物語全体がしっくりくるんじゃないかって思いました。だから、正直佐伯作品の中では、そこまで楽しめるものではありませんでした。勿論、いつもながらの躍動感はあったんですけどね。何かいまひとつな感じがぬぐえませんでした。

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それでも、次にまた佐伯作品を選んでしまう(^^;)

今回選んだのは、「幻夢 Ilusion」です。これは単発モノの長編作品みたいなので、今までみたいに感覚で何となく読みこなせるものではないでしょう。最初の数ページは読んだのですが、寝ながら読んでいて、全く内容を覚えていません。また最初から読みつつ、物語がどう進んでいくのか、楽しみにしています。

「ダブルシティ」読破

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佐伯泰英氏の著書「ダブルシティ」を読み終えました。

佐伯氏が描く犯罪モノの中で、国際犯罪ではないものは珍しいですね。その珍しさにひかれて今回購入しました。物語の「ダブルシティ」は、日本の首都・東京と、その地下に、極秘で作られた都市「TOKIO」の2都市を指します。地下都市を取り仕切る集団が痴地上でゴミ収拾所を次々に爆破するテロを起こし、都に対して100億円の身代金を要求。タレント出身の都知事である花島がそれに応じるか否かというところで、花島は地下組織の人間に誘拐されます。この2都市とゴミ収集問題が複雑に絡み合った物語で、地下都市もリアルに描かれていました。

ただね、ちょいと難しいというか・・・ややこしい(^^;) 地上と地下を行ったりきたりして人々が地上と地下で入り乱れ、結局誰が何をしたかったのか、はっきりとわからなかったんです。ゴミ収拾問題を取り上げたことはわかるんですけど、地下都市ねぇ・・・確かに描写は素晴らしかったけど、発想がぶっ飛んでいるような気がして。佐伯氏はやはり、国際犯罪モノなんかが一番いいような気がしました。

だから、次回はこちらを読むことにしたんです。

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神々の銃弾 警視庁国際捜査班」です。こちらはまだ読み始めて数ページですが、一応国際捜査班が出動するからには、外国も絡んだ壮大なスケールの物語であるはず・・・期待して読んでいきます。

新たに2冊購入

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久々に本を購入。最近は仕事が忙しすぎて本を読むスピードがすっかり衰えています。でも、趣味なので細々と読書を続けていて、ついに本の在庫が切れそうになりました。

左側は、佐伯泰英氏の著書「神々の銃弾」 私が大好きな、国際捜査班シリーズの続編です。通訳官のアンナ・ヨシムラ・スタインベルクと、「クゲマロ」の異名を持つ一匹狼の刑事、根本のコンビが活躍するのですが、今回は一体どんな物語が待っているのでしょうか?かなりワクワクします。

そして、もう一冊の本は、笹本稜平氏の著書「マングースの尻尾」です。これは、「国際謀略小説」というキャッチコピーに惹かれて買ったようなもんかな(笑) やっぱり前に読んだ笹本氏の著書「極点飛行」のインパクトが大きいんですよね。だから、笹本氏の国際小説にはついつい期待してしまう。あれ以来、どの国際犯罪小説を読んでも、極点飛行ほど素晴らしいものに出会えていませんから。そんな出会いが、この著書にあるといいんですけどね。いずれにしても、読むのはずっと先のことになるでしょう。今は佐伯氏の別の本を読んでいますから、それを読み終えてから、読む順番を改めて考えたいと思います。

そういえば、お笑い芸人、「ピース」の又吉さんが、芥川賞を受賞しましたね!私は昔お笑いが大好きで、よく吉本の劇場に通っていました。ピースは最もよくイベントに参加していた芸人さんで、まだ彼らがブレイクする前でしたが、間違いなく彼らはテレビに出るようになると思っていました。

それにしても、芸人さんが芥川賞ねぇ・・・これは話題狙いじゃなくて、ガチで獲った快挙だと思います。いずれ彼の著書も読んでみたいですね。

 

「ダブルトリック」読破

20150704_072853姉小路祐氏の著書「ダブル・トリック」を読み終えました。今回も、通称「出口の裁判官」である岬剣一郎が大活躍。2つの事件を同時に解決しました。

物語での人々の描かれ方は、きわめて古風だなぁと思います。岬の元婚約者前原美佳は、元上司・前原の娘ですが、岬の弟が殺人事件を起こしたことをきっかけに岬は美佳との結婚を諦めました。元々岬は警察キャリア出身、しかし弟が事件を起こしたのなら、組織では生き残れない。早々に警察に見切りをつけ、保護更生委員の職についたのです。美佳とのやり取りは、全て女性が丁寧語ですから、本当に「3歩後を歩いて夫を立てる妻」のような人なんですよね。そういう恋愛の仕方が今の時代にもあるんだか、それとも時代遅れなのか、私にはわからないですけど、少なくとも今は警察官もお見合いで結婚したり夫婦で遠慮しあうことはないだろうと思います。そこらへんが古風なのがちょっと印象的です。

物語は複雑極まりなく、この場で説明するのも困難です。しかし、次々と明らかになる事実を見ているのが楽しかったです。最後まで意外な展開続きでしたが、そこそこに楽しめたような気がします。

さて、次に読む本を決めました。

20150704_072831佐伯泰英氏の著書「ダブル・シティ」です。偶然にも「ダブル・・・」というタイトルのものが2冊続いていますが、単なる偶然です(^^;) 今回の佐伯氏の著書は、特にスペイン語圏のお話ではなさそうで、私にとっては新しい作風になると思います。読むのを楽しみにしています。

「サイゴンの夢」読破

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佐伯泰英氏の著書「サイゴンの悪夢」を読み終えました。

今回、犯行の舞台は主に日本にあります。ベトナム戦争時代に、米兵「ハーディング少佐」に寵愛されていた、天使のような風貌を持つ「リトル・チャーリー」。彼は戦火のベトナムを脱出し、そのアメリカ人とアメリカで平和でリッチに暮らすことを夢見ていましたが、結局裏切られ、打ち捨てられます。戦乱の中を何とか逃げ切ってフランスに辿りついた彼は、暗殺者として暗躍するようになります。その活動を影でささえるスペイン系フランス人の「マヌカン」とスペイン舞踏団日本公演のスタッフの中に紛れ込み、来日。必要とあらば団員も次々に殺していきます。誰もが、舞踏団のプリマが殺されたとき、「何故?」と思いました。そして、その舞踏団の公演を日本で管理している人物と親しかったアンナ・ヨシムラ・スタインベルクが恋人で警察官の「クゲマロ」こと根本と共に追求していきます。リトル・チャーリーの最終標的が、別人に成りすましてアメリカで大成功を収めたハーディングだったことに私たちが気づかされるのは、途中からのことです。舞台はサイゴン、フランス、スペインを彷徨う少年と、その少年をもてあそんで捨てたアメリカ人との間で往来します。今回も史実をたくみに取り入れながらリアルな犯罪小説を作り上げた佐伯氏、お見事だったと思います。

佐伯氏の描く、どことなく漂う哀愁が私は好きです。リトル・チャーリーの生い立ちを考えれば、ハーディングに対する復讐心も理解できますし、それがどんな過酷な試練を乗り越えて成功間近になったのかを思い描くと、居ても立ってもいられなくなる。貧困にあえぎ、一日を生きて乗り越えられるかさえわからない日常、親も誰もいない土地で一から生活を構築していくこと、それがどんなに大変なことか、外国で暮らした経験のある私には少なからず理解できるところがあります。そういうところに共感できてしまうから、私は佐伯氏の本を読み続けるのでしょう。

ただ、私の中のベスト冒険サスペンス小説は、相変わらず笹本稜平氏の「極点飛行」なのです。いまだにアレ以上の大作を見つけていません。果たしてそんなすごい作品にめぐり合うのかどうかはわかりませんが、引き続き冒険サスペンスは読んでいきたいと思います。

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次に私が読むつもりなのは、姉小路祐氏の「ダブル・トリック」です。久々にガッチリ日本国内の本を読むって感じです。出口の裁判官・岬剣一郎シリーズの2作目、今晩から読みますが、楽しみにしています。

 

「ユダの季節」読破

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佐伯泰英氏の著書「ユダの季節」を読み終えました。最後のほうは特に面白くなってきていて、睡眠を削ってでも最後だけは一晩で読破したかった。けど結局日ごろの疲れがあって眠気に負け続け(^^;)、3分割して読み終えた感じです。

ここに出てくる「ユダ」というのは、小磯という日本赤軍出身の男です。最初はまっとうな大学生活を日本で送っていましたが、とある事件をきっかけに転落の道をいく。しかし、相手の懐に入り込むことと裏切りに長けていて、色んな組織を渡り歩いた結果、スペインのバスク地方のゲリラ組織「ETA」に加わったのです。彼が端上という闘牛カメラマンの妻子を殺したことから端上は小磯に対する復讐心が芽生え、そしていつしか臨時の日本大使館員として端上は彼をギリギリまで追い詰めます。フランコ政権が終わりを迎える中、ファン・カルロス王と日本の皇太子ご夫妻を招いた闘牛大会で小磯たちは大規模なテロを計画していました。しかし、端上と日本大使館、スペイン警察の連携で、何とかそれを阻止。ここでいう「ユダ」というのは、生きるために組織を売って別の組織の懐に飛び込む、小磯のことだと思います。

ラストは、闘牛士と闘牛場を運営する人々が連携してテロ阻止をするのですが、そこで難しい闘牛用語が出てきて、一瞬ストーリーが頭の中から飛ぶことがありました。闘牛って、ただ牛を威嚇して殺すという単純な競技だと思っていたので、闘牛士の立ち位置や威嚇方法に様々な種類があるなんて知らなかったもので・・・。そこのところを辿っていると、結局どうやってテロを阻止しようとしたのかわからなくなってしまい、いつの間にかテロを未然に防いでいました。闘牛の描写については、きっとあれで合っているのだろうけど、私にとってはそこを読解することが難しかったです。ともあれ、充分に楽しめる作品でした。

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私が次に読もうと思っているのが、こちらの「サイゴンの悪夢」です。

日本で警察の通訳官として活動するアンナ・ヨシムラ・スタインベルクの話の第三弾です。「ユダの季節」が昨日読み終わったばかりなので、今日から早速こちらを読んでいこうと思います。

佐伯氏著書など次々到着

20150531_223016昨日・今日にかけて、本が数冊届きました。この際まとめ買いをしようと思って。もっとも、最近もっぱら佐伯泰英氏の著書ばかり読んでいますが、その中に久々に姉小路祐氏の著書も入れてみました。

まず昨日届いたのが、佐伯氏の「復讐の河」。これは、恐らく私が前に読んだ本「暗殺者の冬」のシリーズだと思います。これは「暗殺者の冬」より前に発売されたもので、私は続編を先に読んでしまったみたいです。まだ読んでみないとわからないのですが、アルゼンチンとニカラグアが絡んでいるところ、日本人カップルがニカラグアでひっそり暮らしているところを見ると、間違いなく連作です。

前回読んだ「暗殺者の冬」は、スリナムが舞台になった話で、物語の主人公がスリナムから中南米を縦断し、とある事件の真相究明に奔走します。

私はあまり古い本は読まないんです。それこそ古本ばかり買っていますが、時代設定が今に近ければ近いほどリアルに感じられると思っているので、基本的に選ぶのは、過去10年以内に初版が出版されたもの、今でいうと、2005年以降に出版されたものです。しかし、このシリーズには浪漫が感じられ、テクノロジーの香りがしないところが逆によくて、内容にも古臭さを感じない。だから読んでいこうと思いました。読むのを楽しみにしています。

そして、今日は一気に2冊届きました。

20150601_211400左が佐伯氏の「サイゴンの悪夢」、右が姉小路祐氏の「ダブル・トリック」です。

「サイゴンの悪夢」は、アンナ・スタインベルク・ヨシムラが主人公のシリーズの続きです。「サイゴン」と書かれているからには、次に舞台になるのはベトナムです。私はこれを読んだら間違いなくベトナムのホーチミンに行きたくなります。最近一人旅で東南アジアが私のブームなのです。これは間違いなく面白いです。

「ダブル・トリック」は、副題にある「出口の裁判官 岬剣一郎」のシリーズです。「出口の裁判官」とは、仮釈放の是非の最終判断を執り行う地方更生保護委員会の役職です。保護監察官とかがこれに当たるのではないかな?岬剣一郎は、刑務所にいる仮釈放対象者の仮釈放を決め、その後刑期を終えるまで面倒を見る、という仕事をしていたと記憶しています。これ、私、シリーズの第一弾を読んだことがあるんです。去年の9月ですね、覚えています、海外旅行の時でしたから。で、結構面白いなぁと思いました。それまでは、事件が起こってから解決するまでの物語ばかりを読んでいましたが、実際に事件はそこで終わりではありません。少なくとも事件を起こした当事者は裁かれ、罪を償う。そしてその後の物語が描かれているものを、今まであまり読んだことがなかったんですよね。最近、すっかり冒険サスペンスにハマっていたので、このシリーズのことを忘れていましたが、ちょっとアマゾンの購入履歴を閲覧していたら、このシリーズに気づきました。それで、また読んでみようかな、と。

両方とも楽しみですね。既に4,5冊の本が届いていますが、どれから先に読みましょうか?毎晩の読書の時間が暫く充実して過ごせそうです。