昨日・今日にかけて、本が数冊届きました。この際まとめ買いをしようと思って。もっとも、最近もっぱら佐伯泰英氏の著書ばかり読んでいますが、その中に久々に姉小路祐氏の著書も入れてみました。
まず昨日届いたのが、佐伯氏の「復讐の河」。これは、恐らく私が前に読んだ本「暗殺者の冬」のシリーズだと思います。これは「暗殺者の冬」より前に発売されたもので、私は続編を先に読んでしまったみたいです。まだ読んでみないとわからないのですが、アルゼンチンとニカラグアが絡んでいるところ、日本人カップルがニカラグアでひっそり暮らしているところを見ると、間違いなく連作です。
前回読んだ「暗殺者の冬」は、スリナムが舞台になった話で、物語の主人公がスリナムから中南米を縦断し、とある事件の真相究明に奔走します。
私はあまり古い本は読まないんです。それこそ古本ばかり買っていますが、時代設定が今に近ければ近いほどリアルに感じられると思っているので、基本的に選ぶのは、過去10年以内に初版が出版されたもの、今でいうと、2005年以降に出版されたものです。しかし、このシリーズには浪漫が感じられ、テクノロジーの香りがしないところが逆によくて、内容にも古臭さを感じない。だから読んでいこうと思いました。読むのを楽しみにしています。
そして、今日は一気に2冊届きました。
左が佐伯氏の「サイゴンの悪夢」、右が姉小路祐氏の「ダブル・トリック」です。
「サイゴンの悪夢」は、アンナ・スタインベルク・ヨシムラが主人公のシリーズの続きです。「サイゴン」と書かれているからには、次に舞台になるのはベトナムです。私はこれを読んだら間違いなくベトナムのホーチミンに行きたくなります。最近一人旅で東南アジアが私のブームなのです。これは間違いなく面白いです。
「ダブル・トリック」は、副題にある「出口の裁判官 岬剣一郎」のシリーズです。「出口の裁判官」とは、仮釈放の是非の最終判断を執り行う地方更生保護委員会の役職です。保護監察官とかがこれに当たるのではないかな?岬剣一郎は、刑務所にいる仮釈放対象者の仮釈放を決め、その後刑期を終えるまで面倒を見る、という仕事をしていたと記憶しています。これ、私、シリーズの第一弾を読んだことがあるんです。去年の9月ですね、覚えています、海外旅行の時でしたから。で、結構面白いなぁと思いました。それまでは、事件が起こってから解決するまでの物語ばかりを読んでいましたが、実際に事件はそこで終わりではありません。少なくとも事件を起こした当事者は裁かれ、罪を償う。そしてその後の物語が描かれているものを、今まであまり読んだことがなかったんですよね。最近、すっかり冒険サスペンスにハマっていたので、このシリーズのことを忘れていましたが、ちょっとアマゾンの購入履歴を閲覧していたら、このシリーズに気づきました。それで、また読んでみようかな、と。
両方とも楽しみですね。既に4,5冊の本が届いていますが、どれから先に読みましょうか?毎晩の読書の時間が暫く充実して過ごせそうです。