「逸脱」読破

IMAG7991堂場瞬一さんの著書「逸脱 捜査一課・澤村慶司」が読み終わりました。

捜査一課の一匹狼的存在の刑事、澤村慶司が、連続殺人犯を相手に走り続けるハードボイルド小説です。犯人は連続殺人を、それぞれ絞殺や銃殺など、違った殺害方法で成し遂げ、最後に首にナイフを突き刺す、という特徴を残していました。ハタから見れば別々の殺人事件、だけど、犯人はわざと連続殺人だという痕跡を残している・・・。そう、確かにシリアルキラーには一定の法則があり、自分のこだわった殺害方法を選ぶわけですが、この殺人犯の場合、全て違う殺害方法というのが究極のこだわりだったようです。そんなことが、プロファイリング的にはあり得るのか!?快楽殺人犯なら、それはないでしょう。だから少なくとも、この殺害には明確なが感じられます。

そして犯人は捕まるのですが、エンディングがいまいちって印象でした。意外にあっけなく捕まったように思うし、その後の取り調べも単純なエピローグになっていて、最後まで詰め切っていないような感じが残念でした。全体としては、かなり澤村という刑事の感情面が表に出過ぎていて、そこもあんまり好きではなかったですけど、エンタメ作品としてはかなりいいのではないかと思います。このシリーズは、また読んでもいいかなと思います。

そして、次に私が選んだのは、こちらです。

 

 

IMAG7990永瀬準介氏の著書「刑事の骨」

以前永瀬氏の作品では、昭和最大のミステリーとされている3億円強奪事件をオマージュした作品を読んだことがあります。恐らく永瀬作品は、それ以来かな?こちらも強烈なメッセージ性がありそうな感じですが、まずは読んでみようと思います。

 

全然関係ないのですが、私はドラマでも刑事モノばかり見ます。

一番最近観たのから遡っていくと、

トクボウ 警察庁特殊防犯課 伊原剛志 主演

ダブル・ミーニング Yes or No? 北野きい 主演

ビター・ブラッド 渡部篤郎 佐藤健 主演

S -最後の警官- 向井理 綾野剛 主演

戦力外捜査官 武井咲 主演

緊急取調室 天海祐希 主演

隠蔽捜査 杉本哲太 古田新太 主演

 

まぁ今年だけでこの倍のドラマは見ています。その中で、わりと気に入ったのが「緊急取調室」「トクボウ」「S-最後の警官-」などです。「S」に関しては、主役の向井君の正義感ぶった役柄は大嫌いですが、対局にいた主役、綾野剛演じる曽我伊織という役にはハマりました。真のスナイパーは彼!って感じで、暫く綾野君の作品を追いかけたくらいです。

大コケしたのは、「戦力外捜査官」でした。あれは、作りが全部ザツ!!主演の子も頼りないし、構成も最悪だし、予告もいい加減。あれでよくドラマとして成立したもんだと呆れるばかりでした。

ビター・ブラッドは一番最近観たドラマで、コミカルな渡部さんは最高にキュートです。私は大人の男性・女性が好きなので、やっぱ「緊急取調室」「隠ぺい捜査」なんかが好きですね~~~、これからも、警察小説同様に、刑事ドラマも追いかけ続けたいと思います。

以上♪

「殺人予告」読破

IMAG7843安東能明氏の著書「殺人予告」が読み終わりました。

これ、読んだことがあるのではないかと思っていた作品でしたが、読んでみてすぐ、読んだことのない作品だとわかってホっとしました。これは、警察も登場するのですが、新聞社が事件を追う形の物語です。殺人衝動を抑えられなくて、かつて麻薬取締法違反か何かで捕まった時に「自分を死刑にしてください」と頼んだ男が出所。そして、馴染みの新聞記者に「自分はまた人を殺してしまいそうだ」と電話をかけてきます。結果的にその男は警察官を殺し、後に自らも麻薬中毒で死亡しました。その事件にあまりに不審な点が多く、某新聞社のチームが調査に乗り出しました。最終的には事件は無事に解決しましたが、私としては、刑事を追うジャーナリストを見つめていても、大した感情は湧きおこらなかったです。

殺人絡みの事件って、警察官が追うほうが断然面白いというのが私の意見です。警察組織そのものに興味があるし、実際の捜査の流れを刑事の視点から見るほうがリアルに感じられます。私はジャーナリストという設定にはあまり感化されない人なのだと気付きました。だから正直言って私にはあまり面白い本ではありませんが、推理小説初心者の方なら読みやすいのではないかと思います。

私はやはり、本格的な警察小説が好き。ということで、次に読む本として選んだのは、コチラです。

IMAG7842堂場瞬一氏の「逸脱 捜査一課・澤村慶司」

タイトルに「捜査一課」の文字が入っていれば、警察小説であることは間違いありません。それにこのシリーズは前から興味を持っていたヤツです。こちらは、昨晩ちょっと読み始めたのですが、最初の2,3ページで寝てしまい、内容は覚えていません。今晩また読みなおしです。

これはかなり期待できるのではないかと思い、楽しみにしています。

「検証捜査」到着

IMAG7829 今日また本が届いていました。あ、そうだ。私は今回一度に3冊の本を注文したのでした。

今日届いたのは、堂場瞬一さんの著書「検証捜査」です。これは、昨日届いた「逸脱」とはまた違ったシリーズみたいです。最初、捜査一課・澤村慶司シリーズをまとめて2冊買おうと思ったんです。しかし、万が一外れシリーズだったらイヤだな、と思ったので、シリーズで買いこむのはやめました。ただ堂場さんの作品が面白いのはわかっているので、また別のシリーズのものを呼んでみようかな、という気持ちはあったんです。こちらは、元警視庁捜査一課の刑事のお話みたいです。「なんとか捜査」的なタイトルのものは今までにも何度か読んだことがありました。笹本稜平氏も多分その手のシリーズを出していると思いますし、今野敏さんの人気シリーズ「隠蔽捜査」はドラマ化もされました。だから、ひょっとしたら読んだことあるかも、とちょっと今も不安です。まぁ様子を見て読んでいきたいと思います。

いずれにしても、堂場さんの本なら間違いないでしょう。これでまた本のストックが増えた!これらの本を読破するの、今から楽しみにしています。

「刑事の骨」「逸脱」到着

IMAG7818 本日、2冊の本が到着しました。

まず、堂場瞬一さんの著書「逸脱 捜査一課・澤村慶司

堂場さんの著書には「捜査一課・澤村慶司」シリーズがあるようですが、私は今までその存在を知らなかったです。しかし、あらすじを読んでみたら、何だか面白そう。捜査一課の刑事でシリーズものがあるのなら、是非読んでみたいと思うわけです。以前、全く違う著者のシリーズものの本を読んだことがありましたが、あれは難しかった。公安外事の話で、あまりに複雑で私の知能では読み解くことがほぼ不可能だったのです(^^;)いや、不可能というより、難しすぎて眠くなり、折角の楽しい読書タイムが楽しくなくなっていたんですよね。堂場さんの本は以前にも何冊か読んだことがあり、多分これも読めるのではないかと期待しています。

そしてもう一冊は、永瀬準介氏の「刑事の骨

永瀬さんの著書で印象的だったのは、長編小説の「閃光」です。

これは、昭和の犯罪史最大のミステリーとも言われる3億円事件のフィクションですが、まるで事件をありのままに語っているような凄みがあり、びっくりしました。そして実際に、発表されている事実や、一番よく言われている仮説とぴったり重なりあうところが多かったんですよね。そんな真に迫る小説を書く方の本ならば、間違いはないのではないかと思いました。

いずれにしても、今から読むのが楽しみですね♪

「殺人ライセンス」読破

IMAG7741今野敏氏の著書「殺人ライセンス」を昨晩読破しました。

この小説の初版は2002年で、最近出版されたものは、内容を改訂しているものです。そうでないと、ネット関連の出来事はどんどん古くなっていきますからね。この小説のポイントは、オンラインゲームの「殺人ライセンス」というもの。この描き方や、ネットに携わる人たちの描写を多少変えないと、内容が古臭いままになってしまいます。最近の内容に改訂されていたから、違和感なく読むことができたし、今野氏の作品にしては、内容が易しかったです。それはそれで、凄くよかった。この小説なら、推理小説マニアじゃなくても読めるんじゃないかって思いました。私の好きな「隠蔽捜査」や、ロシアのテロリストを題材にしたシリーズよりも読み応えという点では足りなかったです。しかし、今野ワールドを堪能できたことには満足しています。

さて、次に読む本は、二者択一で、2冊の在庫から選ばなくてはなりませんでした。もうそんなに読んでしまったか!また新しい本を追加購入しておかないと・・・で、結局選んだのが、コチラです。

 

 

IMAG7740安東能明氏の小説「殺人予告」です。

これ、多分だいぶ前に買ったのだと思いますが、読むのをためらっていました。前に読んだことがあるかも?というのがあったからです。これから起こり得る事件について扱った本ってのは、前にも読んだことがありましたが、これだったのかどうか、帯を読んでも思い出せないのです。でも、一応やはり、読んでみないと・・・。

楽しみにしています♪

「蟻の階段」読破、そして・・・

IMAG7704 麻見和史氏の著書「蟻の階段 警視庁殺人分析班」を読み終えました。

これは面白かった!元から読んだことのあるシリーズだったから、登場人物も知っていたし、どういう流れかというのもすんなり理解できたので、入り込みやすかったです。強いていえば、犯人の動機が弱かった気がする。ある殺人事件の犯人として服役していた男が22年ぶりに出所、すぐに二人の男を殺し、そこに「ヴァニタス画」の装飾を施しているのですが、このヴァニタス画が事件の手掛かりになります。犯人が何故ヴァニタス画を模した事件現場を演出したのか、その説得力にじゃっかん欠けていたという印象です。それに、犯人の素姓を見ても、そこまで現場を演出するようなキャラクターには見えませんでした。結果的に、ヴァニタス画をひも解くことで事件は解決の方向に向かったわけですが・・・特殊な殺人犯にしては、キャラが弱いような気がしました。それはちょっと私の中では減点対象にはなるけど、あとは捜査班の人物像が強すぎず薄すぎず適度に描かれており、全体的には読んで満足できる作品でした。

それで、次に私が選んだ本は、笹本稜平氏の本なんです。けど・・・

IMAG7703「駐在刑事」 この本は、読んだことがないと記憶していました。それに、あらすじを読んでみると、長編小説に見えたし、短編嫌いな私だから、長編小説でOKでしょう、と思って購入することにしました。それで最初から読んでいたのですが・・・最初の事件がすぐに解決してしまった・・・・んです。あれ!?と思いました。しかし、どうやら、警視庁捜査一課の刑事が奥多摩の駐在所に左遷になり、警視庁時代の失態からどう彼が人生を克服していくのかが描かれている、という点で1つの物語にはなっているのですが、その中で複数の事件が起きているみたいなんです。関連性のない複数の事件がね。ならばそれは、私が考えるところの「短編小説」なのです。

以前、東野圭吾の「加賀恭一郎シリーズ」で、似たようなことがありました。もっとも、あの当時はさほど短編に抵抗がなかったので、全部読んだのですが。

主人公は、あくまで加賀恭一郎という人物で、彼が複数の事件を解決していく、という内容のものでした。完全に、短編小説です。それと同じような構成が、ちょっと気に入らなかった。勿論難しくて読めない本ではないのですが、私は読むのをやめることにしたんです。

それで、改めて選んだ1冊が、こちらです。

IMAG7707今野敏さんの「殺人ライセンス」

これは大丈夫でしょう。私は滅多なことで、読む本をミスったりはしません。これは最後の1ページまでストーリーが変わらない、長編小説のはずです。

ただ、これを読み始めた時、もうかなり睡魔が回ってきていたので、4ページくらいしか読めなかったんです。今晩から本格的に読むことになりますが、こちらはかなり期待しています。今野さんの本、そういえば今キンドルで読んでいるのもそうだ。

楽しみにしています。

「房子という女」読破!

IMAG7617 改めて、富樫倫太郎氏のシリーズ小説「SRO」の番外編、「房子という女」を読破しました。

富樫さんの本を読んでいていつも思うのですが、話の中盤までは、<この本ちゃんと終わるのかな?>っていうくらい物事がスローに進んでいくんです。で、最後に畳みかけるようにして結末を書きあげている感じ。それが不思議と違和感ないんですよね。多分他の作家さんがやったら、必ず無理が出てくる。最後に畳みかける手法は、よほど緻密に計算されていないとできない書き方です。

それが、富樫氏の小説ではきちんと話として成立しているんです。本当に素晴らしいです。この番外編小説「房子という女」も、本を2/3読んだ時点で、まだ共犯者になっていた夫の一郎の話があまり出てきていなかったんです。ひょっとしてこの番外編には更に続きがあるのか!?と一瞬思ったくらいですから。しかし、きっちりそこも畳みかけて終わりました。

この本には、改めて「SRO」で続きが出るのでしょうね。私はこのシリーズを読破してしまい、まだ続きが読めないのが残念に思います。それくらい、内容の充実した素晴らしい作品です。早く続きが出ることを期待しています。

そして、数ある私の本の在庫の中から、次に私が選んだ本はコチラです。

IMAG7616麻見和史氏の「蟻の階段」です。昨日、ちょっと読みましたが、これも猟奇殺人犯の話になっているんじゃないかと思います。前に読んだ「石の繭」はキンドル版だったのですが、内容はきちんと覚えていません(^^;) なかなか読みごたえがあるなあ、くらいにしか覚えていないんですよね。でも、これも間違いなく面白いはず。副題に「警視庁殺人分析班」ってついていれば、私はそれだけで興味をそそられてしまうのです。

まだ物語で一体何が起きているのかわかりませんが、続きを読んでいくことを楽しみにしています。

「殺人ライセンス」「駐在刑事」到着

IMAG7606 また新しい本を2冊注文し、昨晩到着しました。今回は私が大好きな作家さんのものを選んでみました。

まず左側、笹本稜平氏の「駐在刑事」 こちらは、何となく読んだことがある気がしたんです。というか、買ったことがあったようななかったようなって感じで、いまいち確かなことがわからなくなって・・・。でもあらすじを読んで、多分読んだことのないものだと察して購入を決意。別の小説と混同しちゃっているのだと思います。タイトルに「刑事」ってつくものは、間違いなく警察小説です。それは、素人が事件を解決するタイプの、私が嫌いなタイプの小説ではなく、警察組織がメインになっているということですから、これならば安心して読むことができるでしょう。

もう一つは、今野敏さんの著書「殺人ライセンス」です。オンラインの殺人ゲームが絡んだ事件が発生しているもよう。私にとっては新しいタイプの小説かもしれませんが、今野さんの作品なら、安心して読めます。

今結構本のストックが増えてきているので、次にどれを読むのかわかりませんが、現在読んでいる「近藤房子という女」をまずは読み終えようと思います。

ところで、超リアルな夢を見たんですが、私は昨晩「近藤房子という女」を読み終えたらしいんです。確かにラストまであと少しのところまで来ていることは覚えていましたが、読破したとは記憶していませんで・・・しかし、読破したことが夢なのか現実なのかわからなくて、今朝本を確認したんです。そしたら、読み終えていませんでした(^^;) たまに眠気眼のまま本を読み続けると、どこまで読んだかわからなくなるんです。ただ私の場合、必ずどこまで読んだかを付箋貼りつけて覚えておくようにしていて、それはわりと無意識でも実行されます。今回は、間違いなく読み終えていません。

それにしても、リアルな夢ですよね。よく見ます、こういう夢か現実かわからない夢。私の日常がいかに平凡なものかを思い知らされた気がします。

話は以上!まずは今晩、「近藤房子という女」を読み終えますよ~~~♪

SRO もう読破!

IMAG7563 いや~~~スゴイですね~~~♪ 私はもう、「SRO最終章」を読み終えましたよ!!

本を読むにはちょっとラッキーな時間に恵まれたかも♪ 昨日帰りの電車が止まってしまって・・・結局1時間近く電車の中に閉じ込められていたのですが、私は昨日に限ってはSROを持ち歩いていました。いつもキンドルを持ち歩いているから、紙ベースの本は持ち歩かないです。ただ、この本に関しては、続きが楽しみで楽しみで、結局持ち歩いてしまっていました。それが吉と出て、昨日は電車の中でいい読書時間が確保できたというわけです。ほかの乗客は、振り替え輸送のほうに行ってしまったり、タクシーに乗り換えたりしていました。しかし、日本の電車は、どんな時での早く復旧するものです。私は焦らず、じっと電車の中で本に読みふけっていました。

結論からすると、やっぱ面白い!それと、これは多分、最終章ではないんですよね。「SROⅤ」の初版が出たのは2013年のこと。つまり、これから続編をリリースする可能性があるということです。それに、今回は猟奇殺人犯・近藤房子が最終的には捕まりましたが、確保であり、射殺されたわけではありません。つまり、これからもSROvs房子、という夢の戦いが繰り広げる可能性が大きいのです。それと、SROメンバーはそれぞれに様々な事情を抱えています。房子によって乱暴をされ、PTSDを発症した副室長の芝原麗子はまだPTSDを克服していません。同じく房子によって拷問を受けて入院中の事務員、木戸沙織も退院していない。家庭に問題があった尾形は息子に刺されるし、針谷は今までに犯人を何人も射殺して問題になっています。彼らが今後自分たちそれぞれが抱える問題にどう立ち向かっていくのか、それが今後も描かれていくのではないかと思われます。だから、きっとこの物語には続きがあり、著者の富樫倫太郎氏は、警察小説家としての自分をこのSROシリーズに注ぎ込んでいるという印象です。

さ、次に読む本は、もう決まっています。

 

IMAG7564 世紀の女猟奇殺人犯、近藤房子がどのようにして誕生したのかが描かれているであろう、「房子という女」です。ここにSROメンバーが出てくるのかどうかはわかりませんし、そもそも警察組織そのものが出てこないかもしれない。私は房子の歴史が淡々と書かれているだけなら、すぐに放り出す気がします・・・いや、きっと全部読むのかな、SROファンとして、房子の人格をきちんと把握しておかないといけません。

今晩から読むのですが、一体どういう作品なのか、まだわかりません。とりあえず、楽しみにしておきましょう。

昨日はSROを最後まで読むと決めていたので、寝不足になりました。10時に起きるなんて、よほどの夜更かしです。私は今も眠い。昼寝をしっかりして、夜の読書に備えようと思います。

まぁ、このスタンスが果たしていいのかどうかは知りませんけどね( ̄∇ ̄;)=З

近藤房子の本

IMAG7551・・・富樫倫太郎氏の傑作「SRO」シリーズで出てくる女性猟奇殺人犯、近藤房子の、猟奇殺人に目覚めるまでのお話です、たしか。それを、新品で買ってしまいました。

私は一体!?自分には全然猟奇殺人の素養はありません。殺すのを快感と思うくらいなら、自分で死にます。一応敬虔なクリスチャンで、私は人殺しはできません。それに、人殺しをしても自殺しても、殺しでは自分が死んだ時に教会で葬儀を行わせてもらえませんから。

ただ、私は富樫氏が女性猟奇殺人犯という非常に難しい人物を実に素晴らしく描いているのに感動しています。日本人のサイコパスを描くのは通常難しいのに、しかも女性です。そして、そういう人物には一体どういう過去があった、という設定になっているのかにとても興味を持ちました。

元々心理学が大好きで、サイコパスには興味がある。それが小説の世界で巧みに描かれているんですから、これは読まずにはいられないでしょう。今読んでいるSROシリーズ最終章もハイスピードで読んでいますが、こちらも早く読みたい!

今晩も読書で眠れない夜になるでしょう。