3冊の本到着

昨日1冊の本が、そして今日2冊の本が同時に届きました。

多分別々に頼んだのでしょうが、寝ながら頼んだので、よく覚えていない(^^;) この間本屋さんをぶらぶらした時に幾つかの本に目をつけたのですが、それらの本の著者の人たちの過去の作品を買ってみようかな、と思ってAmazonで色々見つけたんだと記憶しています。

昨日届いた本が、梶永正史氏の著書「特命指揮官」です。警視庁捜査二課の郷間彩香という女性が主人公の、多分シリーズ者かな?あらすじに、二課所属なのに何故か立てこもり事件の人質交渉役に抜擢されたと書いてあり、何か面白そうだな、と思って買ってみたんです。

そして、今日2冊同時に届いたのは、佐藤青南氏の著書「インサイド・フェイス」と、右側の本、葉真中顕氏の著書「ロスト・ケア」です。これは間違いなく、本屋散策の時に出会った作家さんたちの作品ですね。

「インサイド・フェイス」は、行動心理官、楯岡絵麻という女性が主人公のようです。「行動心理官」というのがまた私の興味をそそる。アメリカで創設されたプロファイリングって、結局日本の捜査でも役に立つんですよね。行動心理官っていう職業は、まさに現代警察官の仕事ですよね。特にこの著書は、累計15万部を売り上げた大ヒット作らしいですから、かなり期待が持てます。

「ロスト・ケア」は、純警察小説ではなく、検察官の話、かな?戦後史上最悪の犯罪者に下された死刑判決をめぐる話というか・・・要するに、どういう話なのかはわかりません( ̄∇ ̄;)=З ただ、一人の死刑囚を巡る壮大なサスペンス及び人間ドラマだということがあらすじを読んでわかりました。検察官と死刑囚・・・これらの人たちが出てくるお話とは一体どんなものか?警察小説だけじゃなく、検察モノ、法廷モノも好きな私としては興味深いです。

一度に3冊の本が到着すると、気持ちが充実します。この先毎晩これらの本を読むのが楽しみになりましたね。

「複合捜査」読破

堂場瞬一氏の著書「複合捜査」を読み終えました。「検証捜査」「共犯捜査」、そしてこの「複合捜査」からなる3部作のラスト、正直、私が思っていたほど面白くはありませんでした。それだけ「共犯捜査」の出来が私の中で抜きん出ていたのです。シリーズだからといって、全てが面白いわけじゃない。特にこの「複合捜査」は、一体誰が主人公で、事件が次々に起こりすぎて何がどう繋がっているのか、最初は凄くわかりづらかった。わかりづらくても読み応えがあればいいのでしょうけど、主人公の刑事・若林のキャラが凄くイラっとするので、そこまで入り込めなかったのが正直なところです。最後のほうは、ストーリーの全体像をやっと把握できて、一気に読めて面白かったのですが、「共犯捜査」ほどの凄さやインパクトはなかったように思います。残念!!

さて、次に私が読むことにしたのは、貫井徳郎氏の著書「ドミノ倒し」です。貫井氏の本・・・・ああ、先日映画「愚行録」を見てこの著者に興味を持ったんでしたっけ。ということは、貫井氏の本を読むのは初めてです。映画は面白かったけど、その原作者がどんな作風なのかはまだわからないので、読むのを楽しみにしています。

「友罪」読破

薬丸岳氏の著書「友罪」を読破しました。

吉川英治文学新人賞というものを獲得したこの作品、確かに迫力がありました。物語の主人公は、冴えない若者の益田。彼はジャーナリズムに興味を抱き、プロのジャーナリストを目指していましたが、途中で挫折。その後住み込みで金属化工業の職場でひとまず働くことにしたのですが、そこで同期で入社してきたのが、鈴木という同じ年の青年。同期入社ということで二人とも親近感を持っていたのですが、益田は徐々に鈴木に隠された過去に気づいていきます。またそのほかにも、同僚社員で元AV女優の女性や、過去に事件を起こし、矯正のために鈴木の教育に携わった女性などがキャラの濃い、苦悩するキャラで登場します。益田と鈴木を取り巻く環境で様々な人が思い悩み、大きな決断をしなければならないのですが、それもこれも、全て鈴木が犯した罪による苦悩であるというのがなんとも痛ましいです。

鈴木は過去に小学生の男の子2名を虐殺した事件を起こしています。恐らくこれは、酒鬼薔薇聖斗事件をモチーフにした設定だったと思うのですが、彼の中で、「僕の罪は生涯許されないものなのか!?僕には普通に生活する権利が与えられないのだろうか!?」という葛藤が生まれているところが、凄くリアルでした。少年犯罪を犯す人、殺人を犯す人は少なからずいるわけで、彼ら全てが生涯許されない罪を背負っていかなくてはならないのか?という問いに対し、誰も答えは出せないでしょう。私なら・・・事件に関わりのない第三者なのだから、もう少し客観的な目で犯罪者を見たい、という願望もありますね。そもそも、何が罪で何が罪でないかは、曖昧なことが多い。それを断言口調でこうあるべきだ、と誰かが言うのなら、それには違和感を覚えると思いますね。

とにかく、単にサスペンスなのではなく、人間の苦悩がリアルに表現された、秀作だと思います。もっとも、私は人の苦悩を物語にするより、単に推理するだけの、事件の構造が複雑な警察小説のほうが好きなのですが・・・。

ということで、私が次に選んだのは、堂場瞬一氏の著書「複合捜査」です。ああ、私にはやっぱりこの手の警察小説が一番なんだな、とつくづく思います。まだ最初しか読んでいないのですが、犯人の動機が読めなかったり、犯人の意図するところが全く読めないような、不可解な事件が好きなんです。引き続き今晩も読みます。

「獄の棘」読破

大門剛明氏の著書「獄の棘」を読み終えました。私が久々に本屋さんで買った本のうちの一つですが、今度窪田正孝クン主演でドラマ化されるものらしい。ちなみにコレ、「獄の棘」と書いて、「ヒトヤのトゲ」と読むらしい。それはさておき、この小説は、社会派長編ミステリという触れ込みだったから刑務所内で相当難儀な事件が起きたのかと思いきや、そうではありませんでした。あくまで一刑務官である武島良太の、刑務官としての成長の物語です。新人で入った頃から上司の犬となって仲間内で起こった様々な事柄を上司に報告していました。いつしかそれが刑務官仲間にバレるのですが、それまでの間に受刑者と刑務官の中で様々な事件が起こります。そして、一つの事件が解決したら次の事件が起きるわけですが、短編のように一つ一つでブツブツ話が切れるわけではなく、あくまで良太のその後という感じで物語は続いていきます。ですから、最後は良太の上司が去り、新しい上司が登場したり、自分がセンパイ刑務官として後輩を指導するようになったりするのですが、正直この手の作品とは思っていなかったので、がっかりはしました。

私はフツーに事件が起きて、それを解決するような、まぁ言い方は悪いですが、単純な事件性のある物語が好きなんです。誰かの成長を読書をもって見守るようなことはしない。だから、思ったものと内容が全く違ったから残念だったのですが、この手の作品が好きな人は確かにいそうです。

さて、次に私が読もうと思うのは、堂場瞬一氏の著書「共犯捜査」です。まだ最初の2,3ページしか読んでいませんが、これは「獄の棘」よりはずっと私の感覚に沿った内容であるのは間違いないので、これを選びました。タイトルに「捜査」ってつくんだから、捜査するわけです(苦笑) そういうのが私は好きだから、ちょっと気持ちをリセットする意味でもこれを選びました。これならかなり熟読できそうです。

「獄の棘」など購入

私は滅多に本屋さんで本を買いませんが、今日は2冊も新品の本を買ってしまいました。最近ストレスが溜まることが多かったので、これでも爆買いしたほうです。ぶらぶらと文庫のコーナーを見て回っていたら、私が読んだことのある本が幾つも見つかりましたね。でもどうせ買うなら、発行年月日が新しいものがいい。それで選んだのがまず窪田正孝クンが表紙になっている「獄の棘」 WOWOWでドラマ化されるとなっているので、よほど評判のよかった本なのか、或いはドラマ制作者を虜にするような何かがあったのかな、と思いました。刑務官が主人公の物語のようで、私としては久々の刑務官モノ小説です。

もう1冊、薬丸岳氏の著書「有罪」は、まぁ何か賞を獲ったらしいし、最近この人の本を面白いと思えるようになってきていたので、読んでみて損はないだろうと思いました。薬丸氏の本は、私が苦手な感じのストーリーやテイストのものもあるのですが、注意して選ぶと、そんなに変なものは選びません。これも期待できると思います。

一方、こちらの本は、私がオンラインで取り寄せた、いつもの古本です。2冊頼んだはずなのですが、そのうちの1冊が今日届いていました。笹本稜平氏の著書「南極風」です。久々に私は笹本氏の冒険小説を読むのですが、最近旅をしてきたばかりなので、この手のスケールの大きな、壮大で感動的、かつサスペンスフルな本は今が旬っていう気がしたんです。冒険小説系のミステリーだと、佐伯泰英氏の著書を読破していますが、ほかにもっといい「サスペンス」+「冒険モノ」の本はないものかと探しています。しかし、差し当たりはこれがあるので、読むのを楽しみにしています。

「逃走」読破

薬丸岳さんの著書「逃走」を読み終えました。物語の序盤から終盤まで、わかりやすく心にもすっと入ってきやすいタッチで描かれており、あっという間に読み終えたような気がします。

物語は、あるラーメン屋の店主を両親のいない兄妹の兄が殺したところから始まります。そのラーメン屋の店主には妹は面識がなく、何故兄が殺してしまったのか、温厚だった兄が何故人殺しをして逃げ回っているのかわからない。実はそこには彼らの生い立ちが深く関係していたのですが、それがわかるまで時間を要します。私にも全く予想のできない展開で、結末が予想できないまま読み進んだのですが、意外性もあり、ラストのところまで見ごたえがあって本当にいい作品だったと思います。薬丸さんのシリーズは今まであまり読んでこなかったし、純粋な警察小説が好きな私にとっては若干クセのある薬丸さんのタッチが若干苦手なところがありました。それでも、この本は読んでよかったと思っています。

さて、次に私が読むことにしたのは、佐々木譲氏の作品「憂いなき街」です。道警シリーズで私が知っているお馴染みのキャラクターが揃っています。既に読み始めていますが、このシリーズは最初から読んでいるので、すっと引き込まれています。引き続き今日も読みますね。

3冊の本を同時購入

最近また本を読むペースが上がってきたことで、急激に本のストックがなくなりました。ですからまた本を買う必要があるな、と思い、一気に3冊購入しました。

まず、一昨日届いたのが、薬丸岳氏の著書「逃走」です。薬丸岳さん、実はこの作家さんの著書は過去に何冊か読んだことがあるんです。内容は覚えていませんが・・・警察小説ではなく、ミステリー全般を書くような人です。そこにちょっと情緒みたいなものが絡み合っていて、まぁどちらかというと、私がよく読むタイプの作家さんではないのですが、気分転換にたまには薬丸さんの本もいいかなぁと思ったんですよね。帯のあらすじ読んで、何となく楽しめそうだと思ったのもありました。

そして昨日まとめて2冊届いたこちら、左が麻野涼氏の著書「誤審死」で、右が中山七里さんの著書「ビートアップ」です。麻野氏の著書は・・・覚えていないのですが、初めてなのではないですかね??中山さんの著書は、最近「贖罪の奏鳴曲」を読んで面白かったので、また読んでみようと思って買いました。麻野さんの著書は、まぁ単純にあらすじを読んで面白そうだと思ったからです。大体そんな選考基準で私は本を買っているので、特に意味はありません。

今はまだ笹本稜平氏の本を読んでいるので、次いつ新しい本を手にするのかはわかりませんが、自分なりに楽しめそうなラインナップです。当然、新しい1ページ目を開くのを楽しみにしています。

「贖罪の奏鳴曲」読破

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中山七里さんの著書「贖罪の奏鳴曲」を読み終えました。正確には2,3日前には読み終えていたのですが、なかなかその感想を書く時間がありませんでした・・・・。

これ、面白かったです。主人公である弁護士の御子柴は、明らかにサイコパスの気質を備えていました。当然この中で起こった殺人も、彼がやったと思い込んだ。しかし、犯人は彼が弁護を担当した被告本人で、しかも被告弁護なわけですから、うっかり被告を世間に野放しにするところだったのです。そして、御子柴が少年時代に一家斬殺事件の加害者となって医療少年院に入院していた時の出来事がその後の彼を変えていくところが印象的でした。サイコパスが、意外な形で更生することもあるもんだ、と。本来サイコパスは何をやっても更生は望めないはずですが、ああ、これだったらアリなのかもしれないなぁ、と納得。そして、学歴のないサイコパスが弁護士になるという突拍子もないアイデアを、無理なくまとめていて素晴らしい作品だったのではないかと思います。

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さて、次に私が読もうとしているのは、ちょっといつもの作家さんに戻り、今野敏さんの著書「マインド」です。このシリーズは何度も読んでいるので、面白いことは間違いありません。今晩から読んでいきます。面白いとわかっているので、今からワクワクしています!!

「バタフライ」読破

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富樫倫太郎氏の著書「生活安全課0係 バタフライ」を読み終えました。ちょっと物足りなかったです。

物語は、空気の読めない勘違いキャリア刑事、小早川冬彦を主人公に複数起こり、それが同時進行で解決していくという形式。それは、今まで読んできたものもそうでした。しかし、今回は一つ一つの事件があまりに些細な感じがして・・・一つくらい大きな事件が絡んでいてもよかったと思うのですが、今回はどちらかというと、生活安全課0係のそれぞれの人間の生活や物語に迫ったエピソードが多かったんです。事件性が感じられるものが少なかったし、何分複数の出来事が同時進行で起こっているので、やはり一つ一つの内容が薄くなってしまう。今までこの連作を読んできて、内容を絶妙にまとめている富樫さんはスゴイ!!!って思っていたのですが、ここに来て、失速したような感じがしました。残念!次回作は、また事件らしい事件が起こって、それを軸にして複数の出来事が起こっていくような、前のスタイルが戻ってくればいいなと思います。

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私が次に選んだ本は、中山七里氏の著書「贖罪の奏鳴曲」です。中山氏の著書を読むのは、多分初めて。もちろん、あらすじを読んで面白そうだと思ったから購入してみたのです。いつも新しい本を開くと、最初は内容がわからないから手探りで面白いのかどうかを探っていくような感じなんです。その段階がめちゃくちゃ嫌い(^^;) 途中から自分の中でスピード感が出てきて、リズムに乗って一気に読んでしまうのですが、そこに至るまでが毎回かったるいんです。早くその時期を越えて、読み進んでいきたいです。

「マインド」など購入。

20161122_221039本を2冊同時購入しました。今回は、一人が大好きな作家さん、そしてもう一人がまだ私が読んだことのない作家さんの本です。

まず、今野敏さんの著書「マインド」 以前からシリーズで読んでいる、碓氷警部補シリーズです。これは、1回だけハズレの物語があったな( ̄∇ ̄;)=З でも、あとはOKでした。特に「熱波」はオススメです。今野さんの本は、9割がた大当たりで、私はこの作家さんが大好きです。

もう一つの本は。、中山七里氏の著書「贖罪の奏鳴曲」 中山さんの本を読むのは初めてなんだと思うのですが、読んだこともあるような気がする・・・。それでも、アマゾンの注文履歴で中山氏の本は1冊もヒットしなかった、つまり、アマゾンでしか本を買わない私は、中山氏の本を買ったことも読んだこともない、ということになります。ただ、あらすじを読むと、何かワクワクしてきちゃったんですよね。今はまだ富樫倫太郎氏の著書を読んでいるので、これらの本に行き着くまでには暫く時間がかかると思いますが、いずれにしても読むのが楽しみです。