旅行先で夜はコンドミニアムから一歩も外に出なかったんです。お陰で、早々に安東能明氏の著書「潜行捜査 1対100」を読み終えました。
読み始めた当初、私は毎晩とても眠くて、本の内容をきっちり把握しながら読んだわけではありませんでした。だからうっすらとしか事件が起こったきっかけなどを覚えておらず、何度もバックして読み返してみて・・・正直、途中まであんまりおもしろくないと思っていました。出だしの事件のあとの捜査が、何か非常識というか・・・全然成果の上がらない公開捜査を推し進める上層部の意図が全くわからず、そもそもどうしてこんな書き出しをしているのか?という疑問すらありました。しかし、読んでいるうちに、目が離せなくなったんです。テンポよく進んでいくストーリー、そして、手の込んだアリバイ工作など、感心させられる箇所が随分ありました。最終的な事件解決も、あのような完結なまとめ方でよかったのではないかと思います。読み終えてみると、これは読んでよかった、と思える作品でしたね。
で、一応私は旅行先に、もう1冊の本を持って行っていました。流石にそれを読み始めるまでは行かなかったのですが、折角だから持っていった本を今晩から読み始めようかな、と思っています。
姉小路祐氏の著書「指名手配 署長刑事」です。
これって多分私の中では、途中で別の著者の別のシリーズのものを挟むことなく、一気に読むパターンです。このシリーズは「指名手配」が3作目ですが、次の4作目「徹底抗戦」が完結編になるみたいなんです。だったら、そこまでは一気に読んでしまいたい、と。前から何度も書いていますが、等身大でリアルな署長像である古今堂という人物。彼の人柄や彼を支える直属ではない部下たちのそれぞれの個性がストーリーを盛り上げてくれます。今回も、間違いなく期待できるでしょう。今晩は旅疲れで早くベッドに入るだろうし、ならばこの本も早く読み進めたいと思います。
さて、私は雑誌というものを滅多に買う人間ではありませんが、久しぶりに興味をそそられるファッション誌があったので、買ってみることにしたんです。ファッションに興味はあっても流行に興味がないので、決してファッション誌は買わないのが最近の傾向。でも、これは恐らく私にとっては特別な1冊になると思って買ったのが、コチラです。
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Vogue 9月号
このモデル、上の段2人は左がクラウディア・シファー、右がナジャ・アウアマン。下の段は、左がステファニー・シーモア、真ん中がリンダ・エヴァンジェリスタ、右がナオミ・キャンベルです。
彼女たちは90年代を象徴するスーパーモデルであり、彼らこそが元祖スーパーモデルです。モデルという職業の地位を押し上げ、ハリウッドスターよりも憧れの存在にまでなったのが彼女たち。彼女たちはモデルとして、美しさやスタイル、その私生活まで完璧なんです。スーパーモデルという言葉は、彼女たちの存在なしでは語れない。
今いるモデルは、がりがりにやせていて個性がなくて、どこにでもいる普通の子たち。リアルクローズやファストファッションが主流で、そういうものを売るために使われるモデルは、何かどことなく憧れようのない、特にスタイリッシュではない存在です。はっ
きり言って、パワーがないんです。
リンダは「スーパーモデル中のスーパーモデル」と言われたし、クラウディアにはヨーロッパの全男性が熱狂した。そして驚くことに、彼女たちは今でもモデルとして活躍し、モデルの寿命を長くしてくれました。彼女たちは私にとって永遠の憧れです。そして、彼女たちの近況を知りたいと思い、今回この特集を購入することにしました。
彼女たちは、年を重ねるごとに益々美しくなり、10代の時から私は彼女たちから多くのことを学んできました。これからもきっと、彼女たちは力強い存在であり続け、私もずっと憧れ続けることになるでしょう。既にちょこっと特集を読んでみましたが、何度でも読みたいし、もっとよく中を覗いてみようと思います。そして、私は彼女たちから間違いなくエネルギーをもらうでしょうね。