「極点飛行」読破

IMAG0206もんの凄く時間がかかったのですが、ようやく笹本稜平氏の著書「極点飛行」を読み終えました。

最初、この本を読むのはあまり乗り気ではありませんでした。殺人事件とか色々絡んでいて、そういう意味では普通の推理小説のような感覚で読める気がします。しかしそれ以上にクローズアップされていたのが、壮大な南米大陸と南極のこと、そこで生きる人々のこと。要するに、冒険小説というジャンルです。私はその手のものをあまり読んでこなかったので、読み進むのに随分と時間がかかりました。それだけではなく、これを読み始めたと同時に、物凄く忙しくなっちゃって、読む時間がなくなったというものありました。

ただ、途中から物凄くハマってしまいました。スリリングな展開だったからかもしれませんが、南米や南極の壮大さを本当に目の当たりにしているような気分になり、気持ちが大きくなり、感動すらしてしまったのです。

元々私は南米に興味がありました。私が初めて興味を持った外国が、南米だったのです。南米にあるアンデス山脈の文化、アマゾンなど、自然界が私を魅了しました。インディオたちが築く文化にも興味があった。そこを舞台に、日本人のパイロットと日系南米人の人たちが大活躍するんです。時はうんと遡り、ピノチェト政権時代の話から物語が続いていました。私にとってはある意味では新しいジャンルでしたが、本当に素晴らしい小説にめぐり合えたものだといまだに感動を覚えます。

それで、南米を舞台にした冒険モノをまた探してみたんです。笹本氏の本を主に探しましたが、彼はヒマラヤを舞台にした小説は多く書いているものの、あまり南米を舞台にしたものは書いていないようでした。また南米大陸関連の推理小説があったら、是非とも読んでみたいと思います。

IMAG0207さて、次に私が読むことにしたのは、定番、今野敏さんの著書です。「警視庁FC」 こちらは私が初めて読むシリーズです。警視庁が出てきたところで、何となく原点に帰ってきたなぁと思いました。まだ極点飛行の余韻が残っているのですが、今野さんの本ならすぐにまた読みこなしていくと思います。昨日から読み始めていますが、先に進むのが楽しみです。

「相剋―警視庁失踪課・高城賢吾」購入

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また一冊本が届きました。堂場瞬一さんの著書「相剋」(そうこく)です。そもそも、「相剋」という単語の意味がわからない(^^;)ので、調べてみることにしました。

1 対立・矛盾する二つのものが互いに相手に勝とうと争うこと。「理性と感情が―する」
2 五行(ごぎょう)説で、木は土に、土は水に、水は火に、火は金に、金は木にそれぞれ剋(か)つとされること。五行相克。

(goo辞書より)

要するに、警視庁失踪課・高城賢吾シリーズの1作目を呼んでわりと面白いと思ったので、シリーズで暫く読んでみようかと思った次第です。

年末に向けて、私は3冊の買い物をしました。そのうちの2冊は先に届いていた今野敏作品の「FC」と「闇の争覇」です。1冊だけ遅れて届いたのがこちらの小説です。

最近は本を読むスピードが衰えています。いつも寝ながら本を読んでいて、ある意味寝る前の読書時間を一日で最も楽しみにしている面があるのですが、最近は仕事があまりに忙しくて、疲れて3ページくらい読むとすぐ眠りに落ちてしまうんです。まぁ、3ページは極端かな・・・?でもなかなか進みません。けどそれを考えると、年越しまであと3冊くらいのストックで足りるのでは?と思います。年末年始はどの本屋さんもお休みに入るのでしょうから、オンラインの注文もいつもみたいに早くは配達してくれないでしょう。そしたらその時は普通の本屋さんでたまには新品のものを買えばいいし。でも、差し当たりこの3冊の買い物で満足しています。今から読むのが楽しみです。

「緊急発砲」読破

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姉小路祐氏の著書「緊急発砲」を読み終えました。

なかなか面白かったですね。シンプルな設定だったと思います。とある町の二人の巡査が夜回りに出たところ、女性が山の上から「助けて!襲われた!彼がまだ相手と戦っている!」と駆け下りてきたところから物語はスタートしました。結局巡査のうち一人が加害者に向かって発砲、その場で被疑者は死亡しました。しかし、発砲とは日本でそうそうあるものではない。警察はあくまで「やむを得ない判断だった」と発表しますが、被疑者の内縁の妻が「絶対に殺されたんだ」と無実を訴える裁判を起こすことに。そして、物語は思わぬ方向へ行きます。

発砲モノは、日本人が書くとあまりリアルじゃないときが多いと思います。日本は銃社会ではないですからね、やくざ同士の抗争以外の場面で撃ち合いなどはありません。だから、描写に気をつけないと嘘っぽくなりますが、この作品はなかなかの秀作だったのではないかと思います。

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さて、次に私が読むことにしたのは、笹本稜平氏の著書「極点飛行」です。実は読み始めてはいるのですが、最近忙しさとかのせいであまり集中して読んでおらず、たぶんもう一度最初から読まないとわからないかもしれない(^^;) ただ、南極が舞台で、南米に関わる事件が起こります。壮大なスケールの小説で、最初からアルゼンチンの南端の町の名前が出てきて、何か心が広くなりました。「世界って広い!」って思える、まだちょっとしか読んでいませんが、そういう気持ちを抱かせる、とても気持ちのいい作品です。これから読んでいくのが楽しみです。

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さて、私の本棚にはストックがなくなっていることに気づきました。そこで3冊の本を取り寄せましたが、そのうちの2冊、ともに今野敏さんの著書ですが、それらが届きました。一冊目は「警視庁FC」、もう一冊は「闇の争覇」です。今野作品には毎回期待していますが、まずは「極点飛行」を頑張って最後まで読もうと思います。

「蝕罪」読破

IMAG9906堂場瞬一氏の著書「蝕罪」を読み終えました。

今回、かなりのめり込んで読んだ気がしていたのですが、毎回仕事疲れで読んでいる間に寝てしまっていて・・・それで、どこまで読んだのかわからない状態でまた翌日読みなおすとか、そんなことばかりしていました。でも、面白かったと思いますよ。これといって特徴のある刑事モノではありません。かつて娘が行方不明になってそのまま放置し、自ら自暴自棄になっていた刑事、高城賢吾が失踪課という閑職に追いやられたのですが、そこである人物の失踪事件を追っているうちに、徐々に自分らしさを取り戻す、という話です。話に意外性があったわけでもないけど、状況が二転三転しているところが読みやすかった。印象に残りにくいけれど、何故か読み進んでしまうという感じの本でした。って、悪口ばっかみたいになっているけど(^^;) 私はこのシリーズ、読んでいく気はあるんです。自分の中に幾つか定番のシリーズものがあると、何となく安心感がありますからね。

IMAG9908で、次に私が読んでいこうと思っているのが、こちら姉小路祐氏の著書「緊急発砲」です。

姉小路氏の著書も定番ですね。とにかく今回思ったのは、私としては警察が舞台で刑事が主役っていう小説がいかに読みやすくてのめり込むか、ってことです。たまにミステリーなんだけど、違うタイプのものを読むこともあるわけですからね。東野圭吾氏の「マスカレード・ホテル」なんかも、一応刑事が出張るところがあっても、決して警察が舞台ではない。そういうのばかり読んでいると、何かイヤになってくるというか、「早く警察に戻りたい!」って気持ちになっちゃうんです。変なもので。

これも昨日3ページくらい読んだかな?全く内容覚えていないです。今晩から本格的に読む感じですかね。

「アクティブ・メジャーズ」読破

IMAG9795今野敏氏の著書「アクティブ・メジャーズ」を読み終えました。

正直、期待していたほど内容盛りだくさんではありませんでした。ただ単に、とある新聞記者を殺したのは誰か?という話で、そこには公安絡みの事案が多く絡んでいるというだけです。要はその記者はロシアのスパイであり、そのスパイ行為に気付いた誰かが記者を抹殺した、というだけなのです。

ただここで面白いのは、公安警察というものをリアリスティックに描いているところ。公安警察官の中でもエリート中のエリートのみが抜擢されて研修を受けさせれられる「ゼロ」というところから帰ってきたばかりの警部補、倉島が初めて自らチームを組んでオペレーションをしていくのですが、自分のチームに加えるメンバーの選定の仕方とか、オペレーターの役割とか、そういうのが詳細に描かれているんです。そこは、感情のない世界です。でも、それがすんごく面白いんです。事件そのものはありふれているかもしれないけど、国家機密の漏えいに関わる大問題です。だからこそ、刑事警察がやるような目立った捜査ではなく、裏の裏に入り込んで慎重に事実を絞り出していくことが必要になります。人間は感情に左右される生き物ですから、感情を押し殺して動くのは本当に難しいし、駆け引きなんて私には無理無理!公安警察が何たるかをここで学ぶことができたことそのものが、私には面白かったです。勿論、本物の公安はまた違うのだと思いますが、国家の治安に関わることを扱う、諜報活動込みの公安警察には常々興味をそそられます。私は一度、公安の外事一課に本気で勤めてみたいと思っているし、諜報活動のノウハウをどこかで勉強できないかとわりと本気で思っています。

 

IMAG9798さて、私が次に読むことにしたのは、堂場瞬一氏の著書「蝕罪」です。

これは、昨日2ページくらい読みましたが、気付いたら寝てしまっていました。だから、内容は丸っきり覚えていません。今晩から本格的に読んでいく予定です。

 

「予知絵」読破

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安東能明氏の著書「予知絵」を読み終えました。

心理学の世界では、子供に好きな絵を描かせて、それをもって心理状態を診断する方法があります。今回は、それを使ったお話で、絵に不穏なサインを描いた子が次々に亡くなっていく、という話。このお話では、私自身、心理学と絵の関係について、とても勉強になってよかったと思います。

ただ、いまいち「ふんわり」とした、印象に残りづらい作品です。物語には登場人物がいて、それぞれが個性を発揮します。その個性が、どの人物にもさほど感じられなかったのです。それとラストのところで主人公の女性が殺されるのですが、物語がそこでプツンと終わっている。次のページがなかったのがちょっと意外でした。それくらい中途半端な感じで、不完全燃焼で読み終わった感じなんです。児童心理にある程度精通していれば、内容そのものはさほど難しいものではありません。私もどんどん読み進みました。でもね、あれだけ児童心理と絵についてきっちり描けるのであれば、もっと物語の内容を膨らませてほしかったというのが正直なところです。そういう意味で、ちょっと残念だったなぁ。安東氏の本には、ホントに当たり外れがある。刑事モノならまだ躍動感をもって描けるのでしょうけど、この物語は推理小説ファンの私としては、期待していたほど楽しめなかったです。

IMAG9679さて、次に私が読むことにした本は、今野敏氏の「アクティブ・メジャーズ」です。もうこのシリーズは間違いない!私は大の今野敏ファンですが、彼は多くのシリーズものを手掛けており、その中でも私が最も好きなのが、外事警察官である倉島警部補シリーズです。今晩から読むのですが、もうワクワクしますよ!!一気に読んでしまいたいです!

今野敏氏の作品購入

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今野敏さんの著書を2冊購入しました。

まず左側は、倉島警部補シリーズの「アクティブ・メジャーズ」 私はこの公安警察官の倉島警部補シリーズが大好きです。そもそも今野さんの作品を好きになった理由がこの倉島警部補シリーズにあります。公安とロシアとの緊張感溢れる心理戦が主に描かれていますが、私が最初に読んだ「白夜街道」や「凍土の密約」がスリリングで凄く楽しくてのめり込んで、それがきっかけで今野さんのファンになったのです。で、そのシリーズでもっとほかにないかとWikipediaで今野氏の著書一覧を見てみたら、この本だけ読んでいないことがわかりました。だから、購入したんです。

もっとも、ちょっとトラブりました。よくあることなのでそしょうけど・・・1円で本を購入できたはずなのに、それが在庫切れになっていたんです。在庫切れのものは注文できないはずですから、これは本屋さん側の情報更新ミスによるものです。ちょっと悔しくて、別のところでこの本を探しましたが、1円ではありませんでした(^^;)50円くらい!?それくらい払えって感じですかね(苦笑)

右側の本は、「赤い密約」です。あれ?私はどうやら、「密約」というタイトルのものに弱いようだ(^^;) そして、この本もロシア絡みの案件です。

今野さんはロシアについて本当に詳しい。勿論作家は取材活動をするものですが、中でもロシアについてはいつも綿密に調べてあるんですよね。今野さんの本で外国が絡んでくるものの中で、ロシア関係のものがダントツで面白いんです。そんなこともあって、今回赤い密約を購入してしまったんですよね。

今は全然違う本を読んでいますけど、もう何だかどっちも早く読みたくなってきた!次は多分、「アクティブ・メジャーズ」を読むんだろうと思いますが、差し当たりは今の本を読破することに専念します。

因みに「密約」というキーワードですが、外国の小説でも面白いのがあります。ジェフリー・アーチャーの「ロシア皇帝の密約」です。ん?これもロシアだ・・・。実はその昔、日本の推理小説ばかり読んでいたわけではなく、このアーチャー氏の本にハマっていました。そのきっかけになったのが、偶然実家にあるのを見つけて読んでみたこの「ロシア皇帝の密約」だったんです。懐かしいなぁ。こちらもかなりオススメですね。

「蝕罪」「色彩と心理のおもしろ雑学」購入

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本を2冊購入し、届きました。

まず1冊目。「「色と心理」のおもしろ雑学」です。

私は今、色彩心理学にちょっと興味があるんです。それは、職業柄とも関係あるんですけどね。色って面白いんです。色が持つ様々な意味については、誰もが知るところです。例えば純潔を表す純白のウェディングドレスや、喪に服す黒など。暖色系・寒色系っていう言葉もあります。しかし実際に科学的に色が人に与える影響は証明されていて、例えば赤みのある洋服を着ると体温が上がるとか、そういうことがあるんです。また、私たちは黒いものを「不吉なもの」と認識しますよね。真っ黒なカラスや黒ネコを何故か不吉なものの象徴とするし、明暗でいうと白は明、黒は暗を表すような気がします。そういったことの雑学をカジュアルな感じでまとめてあるのが、こちらの本なのではないかと思いました。勿論、寝る前の読書タイムは推理小説一筋ですが、これも中をぱらぱらっとめくってみたら、かなり面白そうなんです!明日外出するときに持ってでかけようかな。

そして、もう一冊は私のスタンダード、推理小説です。

堂場瞬一氏の著書「蝕罪IMAG9623

これは、堂場氏の「警視庁失踪課・高城賢吾」というシリーズらしいです。そういうシリーズがあるなんて知らなかった。シリーズものなら暫く読んでいられそうだからいいんです。気に入れば、その続きを何度でも購入する、それが私です。その代わり、気に入らなければさっさと私の愛読書リストからクビにするんですけど(^^;

この本も楽しみですね~~~、今結構本のストックができてきているから、この本の順番が巡ってくるのはいつになるかわかりません。私は気まぐれに本を選ぶところがありますから。

いずれにしても、楽しみにしています。

「ドルチェ」–>「翳りゆく夏」

IMAG9454読む本をチェンジしました。

誉田哲也さんの著書「ドルチェ」を楽しみにして読んだのですが、ちょっと読み進んで気付いてしまったんです。これは、短編小説集である、と。概説を読んだ時、この本が短編には見えなくて、途中まで全然気付きませんでした。現に全てのストーリーで同じ女性警官が主役です。けど、次々に事件が解決し、そのたびに新しい章が始まる。あれれ?と。

私は短編小説が嫌いなんです。短編だと、事件がすぐに解決してしまい、物語に深みがない気がするんです。同じことは、映画でも言えますね。短編映画なんて大嫌い。私は一つの物語を掘り下げて読みたいと思っていますから、短編なんかを読んでいると、物事が淡々と進んでいくようで、がっかりしてしてしまいます。これまで一度も短編を面白いと思ったことがありませんね。

だから、読む本をチェンジすることにしたんです。パっと本棚を見てみると、本のストックがもうあまりないことに気付きました。けど、あるにはあったし・・・こちらです。

赤井三尋氏の著書「翳りゆく夏」です。これは長編小説でしょう。IMAG9451

アマゾンの履歴をずっと見ていたのですが、いつ買った本なのか、さっぱりわかりません。多分10月に入ってからだったと思いますけど・・・それにしても、何故履歴がない!?アマゾン以外で普段は買い物をしませんが。まいっか。この本は、警察小説ではなく、新聞社が舞台のようです。確かに面白そうだと思って買ったんです。それだけは覚えています。まだ読み始めたばかりで何とも言えませんが、誘拐犯の娘が新聞社に入社した所から物語が始まります。楽しみです。

それと、今日は珍しく新品の本を買いました。

電車に乗っていつもKindleで本を読むのですが、今日はキンドルがうまく作動しなくて・・・これで2回目です。キンドルが電源を入れてもうまく起動しないのは。前回そうなった時は、散々いじって結局復活しなくて、けどIMAG94502,3日経ったら何事もなかったかのように使えるようになりました。色んなデバイスでよくこういうこと、起こりますよね。今回もいつ復活するかはわかりませんが、いずれまた使えるようになるまで繋ぎの本として、普通に小説を読むことにしたんです。その時、ふと本屋さんに入って、選んだのが東野圭吾氏の著書「マスカレード・ホテル」です。東野さんといえば、日本のミステリーの鉄板ですよね。私は昔から東野さんの長編小説は全て読んできました。彼の小説がドラマ化されるようになって、小説を読まない人でも東野さんの名前を知るようになりましたね。だから逆に私は読まなくなっていった。俗モノみたいに思えてきたんでね。でも、確かに東野さんの小説はいつも天才的な出来です。明らかに、ほかのミステリー作家とは違います。この本はいずれ読んでみようと思っていたし、この際思いきって読んでみることにしました。

この本を買ってから電車に乗ったのですが、電車の中では居眠りしてしまったのでまだ読んでいません。明日から読むことにします。

「ペトロ」読破

IMAG9393 今野敏氏の著書「ペトロ」を読み終えました。

今回のは、ちょっと私には難しかったかもしれない。暗号などがよく出てくる小説、アレに似ていました。警視庁捜査一課の刑事・碓氷のシリーズは結構読んできています。何の変哲もない普通の刑事で、事件のたびに風変わりな相方と一緒に行動するというもの。今回は、古代文字などを専門的に研究しているアメリカ人研究家・アルトマンが何故か捜査に加わり、相棒として一緒に行動します。

二つの殺人事件には、それぞれ犯行現場に謎のペトロクリフ、彫刻文字が刻まれていました。その謎を解くために碓氷は奔走し、アルトマン教授と知り合うのですが、別にこれ、アメリカ人の学者でなくても良かったような気がするんです。外国人で日本で教鞭を取る人物っていう設定がさほど大切なわけじゃない。事件は勿論最終的に解決しますが、難しいペトロクリフの話の後だけに、もっと興味深いラストが待っていてもよかったのではないかと思います。

ちょっと残念な作品だったかな・・・今野さんとしては、ペトロクリフについて徹底的に調べ上げて書いた、渾身の作品だったとは思うんですけどね。

そして、次に私が読むと決めたのは、こちらの本です。

IMAG9394誉田哲也氏の著書「ドルチェ」です。

誉田さんの作品は、わりと読んできています。シリーズものというを特に読んできたわけじゃないけど単発で読む感じですかね。テレビでは竹内結子さんが主演していたドラマ&映画「ストロベリーナイト」が有名ですね。

こちらも純警察小説です。昨日数ページ読んで挫折して寝てしまいました。今晩から本格的に読みますが、楽しみにしています。